セラピー／カウンセリングは「心の金継ぎ」

【vol.1712】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

今日、X（旧Twitter）で

こんな投稿を目にしました。

 

 

英ガーディアン紙がオックスフォード英語辞典（OED）に日本語由来の言葉として新たに”カツ””どんぶり””おにぎり”を含む23語が加えられたと伝えている。今回”金継ぎ”(kintsugi)が入ったのは人間の不完全さの価値が受け入れられ”回復”の大切さが認知されるようになったからだと。https://t.co/TiUXy6jAjZ pic.twitter.com/3qBbP42ej8

— 小川公代 (@ogawa_kimiyo) March 28, 2024

 

 

 

日本語の言葉が

そのままアルファベット表記になって

英語の辞書に加えられるとき

 

 

それは他の国には見られることのない

日本特有のものだからなんですよね。

 

 

 

今回、「金継ぎ」が

オックスフォード英語辞典に

登録されたというのは

とても興味深く感じました。

 

 

 

金継ぎとは

 

 

壊れてしまった陶器などを

天然の漆で修理して

継いだ部分を金などで装飾する

日本古来の伝統技術

 

 

のこと。

 

 

 

 

 

ここ5年ほど

海外のセラピーのトレーニングを

受けていると

 

 

ひとりやふたりだけじゃなく

本当にたくさんの講師たちが

 

 

心の傷を修復する

セラピー／カウンセリングのプロセスは

まさに『金継ぎ』であり

 

 

傷が癒えたクライエントの心は

形を取り戻しただけではなく

金継ぎを施されたことで

新たな魅力や価値が加わった器である

 

 

…と「金継ぎ」を

引き合いに出して説明していて

私も本当にその通りだと思っています。

 

 

 

割れた器の破片を

ひとつずつ丁寧に接着をして

仮留めをして、漆を乾燥させる。

 

 

 

 

 

それから欠けている部分や

溝を埋めていって

はみ出した部分を削っていって

それから装飾を施していく…。

 

 

 

そのプロセスには

まあまあな時間と労力が

費やされるのだと思いますが

 

 

そうやって向き合っていくうちに

器への愛着も生まれてきて

「もっと大事にしたい」という

慈しむ気持ちも出てくることでしょう。

 

 

 

そして傷だと思っていた割れ目の

そこにはひとつの個性としての

唯一無二の美しさがありますしね。

 

 

 

 

 

器も人も

割れたり壊れたりしないのが

理想的ですが

修復は可能です。

 

 

 

セラピー／カウンセリングは

壊れてしまった心を

修復していく作業です。

 

 

 

割れてしまった

心の破片のひとつひとつを

丁寧に見ていって

 

 

それを元のような形を

取り戻していくためには

何が必要で

どんなことをすればイイのか？

 

 

…ということを考えて

自身の心が必要としているケアを

与えたり、施したりしていく。

 

 

 

決して

傷跡は消えることはないけれども

 

 

そうすることで

それを隠すことなく

ありのままに受けとめることができる

強さを手にすることができるでしょうし

 

 

以前にはなかった

美しさや輝きを手にすることも

できるでしょう。

 

 

 

また、

自分を丁寧にケアする体験を通して

自分を慈しむ気持ちを育むことも

できるでしょう。

 

 

 

 

 

セラピー／カウンセリングは

心の金継ぎです。

 

 

 

より強く、そして、

より輝ける自分になるのを

助けてくれる

 

 

心の金継ぎを

私と一緒に体験してみませんか？