【vol.1361】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
昨日、こんな記事をアップしましたが
この手の話が上がってくると
「親のせいにしても問題は解決しない」
「親は私を一生懸命育ててくれたのに
親に対してこんな気持ちを持つだなんて
申し訳ない」
というような気持ちになってしまう人が
必ずと言ってイイほど出てきます。
日本では「子どもは親を敬うべき」
という儒教的な思想が
家族観に大きな影響を与えているので
親に対してネガティブな気持ちを抱く=
親不孝なダメな子ども
…というように捉えられがちなので
そういった罪悪感を抱いてしまうのも
ある意味、仕方がないのかもしれせんが
そこで親子関係を振り返らずに
そのままにしておくと
問題は次の世代へと
間違いなく繰り越される
…というデメリットを
抱えることになるのを知らない人は
案外、多いように思います。
自身と親との関係を
じっくりと振り返っていくと
自分の親もまた
彼らの親との関係において負った
心の傷(トラウマ)を
大なり小なり抱えていることに
気づかされます。
私たちは
自分が体験したことを
他人に与えることはできても
自分が体験したことがないことを
他人に与えることはできません。
子どもの頃
養育者(親)に
しっかりと、そして温かく
自分の気持ちを受けとめてもらう
という経験がない人は
気持ちを受けとめてもらう
安堵感や心地よさを
体験したことがないので
真の意味で
気持ちを受けとめるということが
どういうことなのか?
を知りません。
ですから
そういう体験が乏しいまま
大人になって自分が親になっても
子どもの気持ちを
十分に受けとめることができないのは
ある意味、当然のことなのです。
こんなように
親子という関係性で生じた
心の傷(トラウマ)というものは
いとも簡単に世代を超えて
脈々と家族内で受け継がれてきているので
それに気づいて
断ち切る勇気を持つということは
自分の心の平穏にとってだけでなく
自身の子孫の心の平穏のためにも
大事なことなんですよね〜。
そういう意味でも
セラピーを受けていらっしゃる
クライエントの勇気ある行動には
尊敬の念でいっぱいになります。
親子という関係性の間で生じた
心の傷をケアできるのは
養育者(親)しかいない
…というワケではないので
自身の養育者(親)と
直接対峙する必要はありません。
また
自分自身の気持ちや感情を
受けとめる、表現する、感じとる
…という力を身につけるということは
その体験を安全にできる
環境さえ整っていれば
つまり
しっかりと温かく受けとめてくれる
相手さえいれば
いくつになっても可能です。
まさに
セラピー/カウンセリングは
安心安全が担保された関係性の中で
感情体験を促進していく場であり
親子の関係性の中で生じた
心の傷(トラウマ)を
しっかりとケアし、癒すことで
世代間の連鎖をストップさせることを
目的としています。
ご自身の心の傷(トラウマ)を
癒すためだけでなく
世代間を超えて家族に受け継がれる
心の傷(トラウマ)の連鎖を
あなた自身が止めませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください‼️
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