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心の問題・悩みと養育者(親)の応答スタイルの切っても切れない関係

親子

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【vol.1360】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

セラピー/カウンセリングの

セッションでは

 

 

どんな子どもだったのか?

というクライエントの幼少期の様子や

養育者(親)と関係性について

お伺いすることがあります。

 

 

 

 

 

一見すると

現在抱えている問題や悩みとは

関係ないように思えるので

 

 

「え、今更、どうして

 そんなことを訊くの?

 関係ないでしょ?」

 

 

…と不思議に思われる方も

実際には多いのですが

 

 

私たちの行動や考え方の

パターンというものは

 

 

幼い頃から毎日私たちに対応している

養育者の応答スタイルによって

パターン化されたものがほとんど

 

 

 

ですから

過去の自分や養育者との関係性を

振り返ることは

 

 

今の自分を苦しめている

行動や考えなどの由来を知り

それを断ちきるための

重要な手掛かりとなる

 

 

…という意味で

大事なことなんですよね。

 

 

 

 

 

例えば

なんでもかんでも

ひとりで抱え込んでしまって

助けを求めることができない

という人は

 

 

兄弟/姉妹ができた途端に

養育者(親)から

 

 

「もうお兄ちゃん/

 お姉ちゃんなんだから

 そんなワガママを

 言っちゃダメでしょ!」

 

 

などと

繰り返し言われてきた経験が

あるかもしれません。

 

 

 

 

 

そういった

養育者(親)の応答スタイルは

 

 

「あなたの欲求やニーズは

 それほど大切ではない」

 

 

…という

暗黙のメッセージを

子どもに伝え

 

 

そういったメッセージを

受けとった子どもは

心の奥底で静かに傷つきながらも

 

 

親の期待に応えたり

親を困らせたりしないために

 

 

自分の気持ちや感情に

無意識のうちにフタをしはじめます。

 

 

 

 

また

 

 

「養育者(親)に欲求やニーズを

 満たしてもらえないのであれば

 自分でなんとかするしかない」

 

「一番身近なところにいる

 養育者(親)でさえ

 助けてくれないのだから

 助けを求めること自体ムダだ」

 

 

などという思いから

助けを求めることすらしなくなって

 

 

なんでもかんでも

ひとりでなんとかしようとすることを

無意識のうちに覚えるんですよね。

 

 

 

それは日常の中で

何度も繰り返されることから

その子にとっての「当たり前」になりますが

 

 

全てのことを自分ひとりでできるほど

誰ひとりとしてパーフェクトな人間は

この世には存在しないので

 

 

どこかのタイミングで

ひとりでは何ともできない苦境に

必ずぶち当たります。

 

 

 

 

 

また

満たされない欲求やニーズ

 

 

フタをされて

心の奥底でくすぶり続けている

抑えこまれた感情や気持ちは

 

 

何かの拍子に

自分の手に負えないほどの

大きな爆発を起こし

恐怖感を植えつけます。

 

 

 

 

 

その恐怖感を回避するために

感情や気持ち、

欲求やニーズにフタをして

心の奥底に抑え込もうとしますが

 

 

それは爆発の更なる着火剤となり

爆発は止まるどころか繰り返される

 

 

…という負のスパイラルに

どんどんハマっていくワケです。

 

 

 

 

 

そういうことが起きるのは

怠慢や忍耐力の欠乏、

ワガママや自己コントロール感の低さ

…といったような

 

 

その人自身の人格や能力に

問題や原因があるのではなく

 

 

それらを超えた

無力であった子どもの頃に

そう振る舞わざるを得なかった理由が

必ずあるもの。

 

 

 

それらを

セラピストと共に

客観的に見つめていくことで

 

 

「こうなったのは

 自分のせい(責任)では

 なかったのだ」

 

 

という視点から

新たに自分を捉え直していくことが

この負のループを断ち切ることの

第一歩だったりするんですよね。

 

 

 

 

 

そのために

自分はどんな子どもだったのか?

また、どんな家族関係だったのか?

ということを振り返ることは大事で

 

 

振り返ってみることではじめて

それまで気づけなかった

必要のない我慢に気づくことが

可能になるのです。

 

 

 

「別に虐待されたわけでもないし

 不自由していたわけでもない。

 普通の家庭で育ったので

 今、自分が抱えている問題や悩みに

 親は関係ない」

 

 

と最初は思うかも知れませんが

時間をとってじっくりと

振り返ってみたときに

 

 

はじめて自分自身の

「本当の気持ち」に

気づく人も少なくありません。

 

 

 

未だに儒教的な思想が

家族観に及ぼす影響は色濃い

日本の社会では

 

 

特に、養育者(親)に対して

ネガティブな気持ち/

感情を抱くことすらもNG

とされることがほとんどなので

 

 

本当の気持ちにアクセスすることに

難しさを感じている人が多いですが

 

 

勇気を出して

養育者(親)との関係性を

振り返ってみて

 

 

長い間

自分の心の奥底に眠っていた

本当の気持ちや感情に

アクセスできるようになると

 

 

自分自身の

問題や悩みの解消だけでなく

養育者(親)との関係性も

格段に改善していくことも

少なくはありません。

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

 

 

 

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