【vol.2462】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
セラピーの場で、
私がクライエントに
よく訊く言葉があります。

はじめてこの言葉を聞いた
クライエントは
たいてい少し間を置いてから、
こう言います。
戸惑いの表情とともに。

最初は、みなさんそんな感じです。
でも、これは
感じる力がないということでは
ありません。
ただ、
そう訊かれたことがなかっただけ。
答え方を知らないのは
当然のことです。
経験がないのですから…。
そんなクライエントの皆さんと接していて、
気づいたことがあります。
他人の感情には驚くほど敏感なのに、
自分の感情には驚くほど鈍い…。
これは矛盾しているようで、
実はとても理にかなっています。
というのも
人の気持ちを読むことが
「正解」だった時間が長かった人ほど
感じる力は外側に向かって
磨かれていくものだから。
誰かの声のトーン、
表情のわずかなかげり、
いつもより少し遅い返信—
そういうものを、
あなたはたぶん、
ちゃんと受け取っている。
では、
自分自身のことは、
どうでしょう?
周りを優先するために
自分の感情はいったん
「保留(後回しに)」されます。

それ自体は、
決して悪いことではありません。
なぜならば、それは
あなたが周りの人を大切にしてきた
証拠でもありますから。
でも、その保留が
長年の習慣になっていくと、
保留したことすら
忘れてしまうんですよね。
「自分のことは、後でいい。」
そう思いながら、
ずいぶん長い時間が
経っていたりしませんか。
後回しにしているだけで、
痛みが消えたわけではありません。
ただ、自分の内側への
アクセスの仕方を
知らないだけのこと。
だからこそ、
「今、体のどこで、
何を感じていますか?」
という問いを、何度も、
そして、丁寧に繰り返していく。
そうすると
徐々に変化は現れてきます。
そんな言葉が、
ゆっくり出てきはじめます。
感じる力がなかったのではなく、
方向を変えたことがなかっただけ。
それに気づいたとき、
何かが、少しずつ
動きはじめることでしょう。

ゆっくりで大丈夫。
まずは「今、ここにいる自分」に
目を向けることから、
一緒に始めてみませんか?
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