【vol.1390】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
セラピー/カウンセリングは
魔法でも特効薬でもないので
1回やそこらのセッションで
奇跡が起きることは
「絶対に」ありません!
普段から
「絶対に」とか「必ず」といったような
断言するような言葉は遣わない私ですが
これだけは断言します‼️
クライエントの意思を尊重することは
私の中での最大限の優先事項であるので
決して強制することはありませんし
「ただ、話を聴いてもらいたいだけ」
というのであれば話は別ですが
私自身の
心の専門家としてのミッションは
セラピー/カウンセリング
という手法を通して
クライエントの何かしらの変化
(行動の変容や症状の緩和、
対人関係問題の解消など)や
自己成長をサポートしていくこと
…だと認識しているので
基本的には
継続してもらうことを大前提に
ゆっくりと進めていきます。
「継続を大前提として、
しかも、ゆっくりと進めていくだなんて
自分が儲けたいだけじゃないの?」
…と思われるかもしれませんが
継続していくこと
ゆっくり進めていくことには
ちゃんとした理由があります。
順番が逆になりますが
まずは「ゆっくり進めていく」理由から。
みなさんは
「バックドラフト現象」
と呼ばれる現象をご存知ですか?
締め切られた家の中で火災が起きたとき
室内は酸素が減るので
火の勢いは徐々に落ちてきますが
こういったときに
不用意に窓やドアを開けたりすると
一気に大量の酸素が外から流入するため
急激で爆発的な燃焼が起きる
…というのが
バックドラフト現象です。
セラピー/カウンセリングでは
それまで心の奥底に
ガッチリとフタをしてきて
抑え込んできた感情や
トラウマ(心の傷)を扱いますが
その状態を例えるならば
締め切られた家の中で起きている火災
のようなもの。
感情の扉やトラウマの窓を
不用意に一気にこじ開けてしまったら
心にもバックドラフト現象が起きて
予想もしていなかった火傷を負ったり
大惨事に発展しかねません。
感情を癒そう
トラウマをケアしよう…と思って
勇気を出して近づいたのに
それが更なるトラウマを
生み出すことになれば
元も子もないどころか
トラウマ(心の傷)はもっと深くなって
癒したりケアしたりするのに
もっと苦労したり時間を要したりする
羽目になります。
そうならないためにも
クライエントの安心安全を第一に考えて
扉や窓はどの程度開けても大丈夫なのか?
…ということを
セラピスト/カウンセラーは
しっかりと見極めながら
扉や窓を
ちょっとずつ開けていくことで
中(本質に)近づいていけるよう
アプローチしていきます。
セッションを
ゆっくり進める理由はここにあります。
また1時間という短い時間で
扉や窓を開けることには限界があるので
ちょっとずつを繰り返していくことで
開口部を徐々に広げていくのです。
ひとりひとりのクライエントが
ハンドリングできる許容範囲は
それぞれ異なっているので
話の内容だけでなく
息づかいや表情、
神経の昂り具合や身体の緊張感
声のトーンやペースなども含めた
詳細をトラッキングしながら
クライエントの
その瞬間瞬間の精神状態を
アセスメント(査定)しつつ
その状態に合わせて
いけそうなときには
チャレンジを後押しし
無理そうななときには
一歩引き下がることを促すなどの
細やかな介入を試みる。
この瞬時の判断を冷静にしていくためには
それなりのトレーニングと経験が必要で
セラピスト/カウンセラーの力量が
最も問われるところであり
個人的には
腕の良いセラピスト/カウンセラーほど
クライエントの安心安全を担保するために
スローダウンして
ゆっくりセッションを進めていく
傾向にある…という印象です。
二次的なトラウマを受傷しないためにも
心の奥底に抑え込んできた感情や
トラウマに触れたりするときには
絶対に一気にそのフタを
こじ開けようとしてはなりません。
その塩梅を見極められる
セラピスト/カウンセラーと共に
そのタイミングを
一緒に見定めていくのが吉。
心の専門家の力を借りて
安心して感情を癒したり
トラウマケアに当たりませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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