【vol.1708】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、所属している経営者団体である
北海道中小企業家同友会札幌支部の青年部
『未知の会』の卒業生を送る会がありました。
“青年部”…とはいうものの
所属できる年齢のリミットは50歳(苦笑)で
50歳になったら必然的に卒業となり
学校でいうところの
「卒業式」みたいなイベントが
この「卒業生を送る会」なんですよね。
今期は70数名の経営者が
未知の会を卒業となりました!
(卒業生の経営者たち!)
臨床心理士/公認心理師という肩書きをもつ
セラピスト/カウンセラーが
経営者団体に所属しているのは
あまり聞いたことがありません。
少なくとも私が知る限りでは
この未知の会に所属している
臨床心理士/公認心理師は私ひとりですし
調べてことがないので
ハッキリとしたことはわかりませんが
北海道中小企業家同友会の札幌支部に
所属している臨床心理士/公認心理師も
私ひとりかも知れません。
「どうして本業に関係のない
経営者団体なんかで活動しているのか?」
と同業者からは
不思議に思われているんですが
私なりに意図はあるんです。
「人が直ぐに辞めてしまう」
「従業員同士の間での
人間関係のトラブルが絶えない」
…などといった
職場でよく見られるトラブルの背景には
個々人が過去に体験した
トラウマの影響がある
ということは多々あります。
ただ、それは私が
心の専門家であるからこそ持てる
視点なんですよね。
雇った人が辞めて
新たな人材を採用するには
多大なコストや労力がかかるのに
雇っても直ぐに辞めてしまう
…ということが起きれば
さらに多大なコストや労力が
かかるわけで
それが続けば
企業にとっては大きな損失
でしかありません。
また
ビジネスパーソンが抱える
ストレスに関する調査では
ストレスを感じる要因の第3位が
「職場における人間関係」
となっていますが
この人間関係の不和も
個々人が過去に体験したトラウマが
影を落としているんですよね。
個々人が抱えている問題なのに
なぜ企業や経営者が
踏み込んでいかねばならないのか?
…と思うかも知れませんが
個々人の
トラウマ体験に対するケアを
慎重にしていくことは
離職を減らしたり
職場環境の改善につながったりすることで
間接的には経営の役に立ち
長い目で見ると
企業の利益になり得る可能性
があります。
これからの経営は
「ヒトの経営」が
鍵を握っていると言われていますが
たとえ経営者とは言えども
従業員のトラウマのケアは専門外ですし
「ヒトの(心の)経営」については
然るべき専門家に任せていただきたい
…という想いで
経営者団体で活動しています。
心は目に見えないものだけに
怪しさ満載ですし(苦笑)
メンタルヘルスに対する
正しい知識が定着していないために
未だに強い偏見がある
…という厳しい現状がありますが
経営者のメンタルヘルスに対する
認識を変えていくことによって
経営者にとっても働く人にとっても
Win-Winになるようにしていきたい
とも思っています。
まだまだ道半ばではありますが
試される北の大地のおける
「ヒトの経営」に
これからも心の専門家として
携わっていきたいと思っています。
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