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麻生発言に垣間見られる根深い女性蔑視と声を上げる必要性

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【vol.1653】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

そんなに美しい方とは言わんけれども、堂々と話をして、英語できちんと話をし、外交官の手を借りずに自分でどんどん、会うべき人に予約を取っちゃう

 

 

 

未だにこんな発言を

しゃあしゃあとしてしまう人が

 

 

日本の政治の

重要なポジションに就いてることを

本当に残念に思います。

 

 

 

 

 

心理学には

ハロー効果」と呼ばれる

概念があります。

 

 

 

これは、ある人の

「特定の特徴がイイ」と判断された場合、

その人の他の特徴も同様にイイものであろう

と判断される傾向のことを言います。

 

 

 

日常でよく見聞きする

「ハロー効果」の例えとして

挙げられるのは

 

 

見た目がイイ人は

「性格もイイ」

「能力も高い」

「信頼できる」

と判断されやすい傾向。

 

 

 

その人の見栄えの良さが

その人の性格や能力までをも

高評価してしまうんですが

 

 

それはその人の

公正な評価を妨げる認知バイアス

となり得るので要注意です。

 

 

 

麻生氏は麻生氏なりに

上川氏のことを

褒めていたんでしょうけど

 

 

根底には

こういった認知的バイアスがあって

 

 

(麻生氏的には)

そんなに美しくないけど

能力が高い上川氏に驚かされたのが

うっかり出ちゃったんでしょう。

 

 

 

そもそも

その人の美しさと能力は別物であり

セットで考えること自体が

ナンセンスなんですけどね。

 

 

 

恐らく

「君、イケメンとは言わんけど、

仕事できるね!」

と男性に言うか?といったら

言わないと思いますし

 

 

 

俺たちから見てても

「このおばさんやるねえ」と思った

 

 

という発言からもわかるように

「俺たちが認めてやってる」

という上から目線。

 

 

 

 

 

「おばさん」という言葉も

差別的発言そのもの。

 

 

 

上川氏との関係性がどうであれ

女性に対するリスペクトに欠ける

麻生氏の発言にはガッカリですが

 

 

さらに

私をガッカリさせたのは

この麻生氏の発言に対する

上川氏の反応。

 

 

 

昔はもっとひどいこと言われたもの。
麻生先生は何をたくらんで、
私の名前なんて挙げたのかしら?

 

 

…と笑って周囲に

話していたそうで

 

 

「このくらい

 大したことじゃない」

 

 

と完全に事の重大さを

矮小化してしまって

いるんですよね…。

 

 

 

 

 

巷では

このくらいの些細な発言に

動じることのない

「大人な対応」として

評価されたりもしていますが

 

 

こんなふうに

大したことがないように

振る舞ったりすることで

 

 

こういった差別発言を

ヨシとしてきてしまったのは

私たち女性側の責任でもあると

個人的には思ったりしてるので

 

 

上川氏には

有耶無耶しないで欲しかったなぁ…

と残念に思っています。

 

 

 

とは言え

こういった差別に対して

少しずつ声を上げている女性たちが

増えてきていることも事実。

 

 

 

アクションなくして

変化は期待できません。

 

 

 

私も臆せずに声を上げていける

女性のひとりでありたいと

思った次第です。

 

 

 

 

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