【vol.1499】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
連日30℃という真夏日の猛暑の中、
自宅の給湯器や洗濯機が壊れる
という事態に陥ってしまって
かなりカオスな状態になっていた
我が家の片付けをしていたら
あっという間に貴重な休日が
終わってしまいました…😅
それでも
昨日とは打って変わって
さほど気温も湿度も高くならずに
適度な風も吹いていて
過ごしやすかったおかげで
家事も捗ったのはありがたかったです。
昨日、札幌で開催されていた北海道マラソン。
私のパートナーも出走していたのですが
途中で具合が悪くなって
真剣に途中棄権も考えたとのこと。
100kmマラソンを完走する走力をもつ
私のパートナーでさえも
かなり苦戦を強いられた
最悪のコンディションだったにもかかわらず
なんと、完走率は
81.1%だったとのこと。
「えー⁉️あんなに悪条件の中で
そんなに多くの人が完走したの?」
と正直ビックリです‼️
私自身も過去に2度ばかり
走ったことがありますが
スタート時の気温と湿度は
2015年は21.2℃と59%
2017年は24.8℃と47%で
それでも暑くて
ゴールにたどり着くので
精一杯だったんですよね〜。
でも、今年は
スタートの時点で
気温が29.2℃で
湿度は78%ですよ⁉️
昨日の札幌の暑さ指数(WBGT)は
29で厳重警戒レベルで
「激しい運動や持久走など
体温が上昇しやすい運動は避ける」
ことが推奨されてるんですよね。
ということは
マラソンは完全にアウト
ということです。
先日、陸上選手の新谷仁美さんが
こんなポストをX(旧Twitter)に
していましたけど
体調不良や怪我を抱えながらでも走った、と美談にしようとする人いるけど、美談で済まされる問題じゃない。「怪我をしてでも走らないといけない」っと思ってしまう選手が出てくるのでやめていただきたいです。走る、走らないを選ぶのは選手本人だけど、周囲がそれを良しとするのは違うと思います。
— 新谷 仁美 (@iam_hitominiiya) August 26, 2023
私も、そう思います。
具合が悪くなっても
それを押しきってゴールした!
…ということが
美談にされてしまう雰囲気が
社会の中にあるが故に
危険とわかっていても
「降りることができない」と
誤った判断をしてしまう人は
少なくありません。
個人的には
炎天下で開催される
この数年の夏の高校野球なんかは
その典型だと思っていて
毎年のように
高校球児たちの健康と安全が
私は心配でなりません。
辛いことや苦しいことを乗り越えた上に
成功は成り立つもの
…というエビデンスのない考えを
私たちは幼いころからいろんな場面で
叩き込まれてきていますが
気象条件などで引き起こされる
人間にはコントロール不可能な
辛さや苦しさにあえて飛び込んでいくのは
まさに
飛んで火に入る夏の虫。
むしろ
それを美談として扱うのではなく
そういった状況から
「降りること」や「助けを求めること」
の重要性を教えていく必要があると
私は信じています。
というのも
そういうった状況から逃げるのが
自分を守る最適な手段なのに
真っ向から向き合って
ダメになってしまうのも
自分ひとりでなんとかしようと
助けを求めるのが遅くなるのも
「体調不要でも怪我をしていても
(どんな犠牲を払っても)
頑張る姿は美しい」
と美化してしまうこの世の中が
私たちの心身の健康を奪っている
大きな一因だと感じるから。
自分自身の心身の健康は
何事にも代え難い
大事な資本であり財産です。
我慢や忍耐はすべきときと
そうでないときを見誤ったら
大きなロスにつながります。
そうならないためにも
身体から発せられる
サインやメッセージに気づいて
勇気ある撤退をする力をつけることは
身体を守るためにも、心を守るためにも
ひいては、命を守るためにも不可欠です。
身体志向のアプローチをとおして
そういった力を身につけていきませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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