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5歳の富士山登頂は「その子どもにとって最もよいこと」か?

親子

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【vol.1457】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

今日

こんなニュースを見て

ビックリしました。

 

 

 

 

 

富士山の7号目は、大体、標高2800mだそう。

 

 

 

 

 

大の大人でも

高山病になるリスクがありますし

 

 

アメリカのハワイ州のマウナケア山では

オニヅカビジターセンター

(こちらも標高2800m)から先に行くには

脳障害の発生リスクを考えて

16歳以上ではないと許可されていません。

 

 

 

たった5歳の子どもには

富士山登頂に必要な身体機能は

十分に備わっていないのは

明らかであるにもかかわらず

 

 

山頂を目指させるだなんて

親の完全なるエゴだと

言わざるを得ません。

 

 

 

子どもは

親の庇護の下でしか

生きていけません。

 

 

 

ですから

親の期待に添わなかったり

親を怒らせたりすることは

自分の生存確率を低くすることを

本能的に知っていますし

 

 

逆に

自分の気持ちを押し殺してでも

親の言うことを聞き入れたり

親の命令に従ったりして

親をハッピーにさせることは

自分の生存確率を高める方法である

 

 

…ということも同時に知っています。

 

 

 

ですから

嫌だと思っていても

それが「嫌だ」と口にするのは

私たちが想像する以上に

難しかったりするものです。

 

 

 

 

 

それに、5歳児の脳は

まだまだ発達途上にある状態。

 

 

 

富士山の登頂が

どれだけ大変なものなのか?…を

想像できる十分な力なんて

所詮、備わっていないのです。

 

 

 

だからこそ

たとえ本人に意思を確認して

「登りたい!」と

言い張ったとしても

 

 

本人に代わって

親や周りの大人たちが

 

 

それがその子にとって

「最も良いことか?」をしっかりと検討し

冷静な判断を下すことによって

 

 

子どもの「安全」を

保障しなければなりません。

 

 

 

 

 

それが親や私たち大人たちの

大切な役目でもあるんですよね。

 

 

 

日本では

「若いときの苦労は買ってでもせよ」

…ということわざが

昔から言い伝えられているせいか

 

 

つらく苦しい経験を乗り越えることが

美談にされがちですが

 

 

世の中にはしなくてもいい

つらく苦しい経験もありますし

 

 

若いときの苦労…とは言えども

5歳のうちから身の危険を冒してまで

しなければならない苦労はありません。

 

 

 

無事に下山して

この5歳の子も無事だったようですが

 

 

今回のこの体験が

心に傷を残さないことを

切に願うのと同時に

 

 

親御さんには

子どもの安全の確保についての理解を

改めて、深めていただきたいところです。

 

 

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