【vol.1406】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、毎日ブログ仲間の瀧田さんが
こんな記事をアップされていました。
最近、SNSで『蛙化現象』が話題なんだとか…。
全然、知りませんでした💦
それと同時に
瀧田さんの記事を読みながら
数年前のことが思い出されました。
男性からのこんな内容の
お問合せのメールがあったんですよね。
「彼女から
『蛙化現象』持ちだと告白されました。
カウンセリングを受けたら
『蛙化現象』は治りますか?」
インターネット上では
「蛙化現象」を心理学用語と
説明しているサイトもありますが
これは疾患でも
心理学の専門用語でもないので
そんなお問合せをいただいても
当時の私は「なにそれ?」と
全く理解できなかったのですが
リサーチをしてみたところ
蛙化現象とは
誰かに好意を持っていたのにも関わらず
相手が自分にも好意を持っていると分かった途端に
相手に対して生理的な嫌悪感を抱いてしまう現象
…ということが判明しました。
一説には、どこぞの大学の教授が
学会でこの言葉を発表したところ
一気に広まったらしい(チョットメイワク…)。
これは
近しい対人関係(になりそう)において
生じる現象だということを考えると
対人関係において負った
過去のトラウマ(心の傷)が
手当されていないまま残っている
…と考えられるかもしれません。
例えば…ですが
近しい間柄の人に
傷つけられた過去の経験から
誰かと近しくなりたいけれども
実際にそれが現実のものになりそうなとき
相手に傷つけられる前に
自分から離れていったほうが
新たな傷を背負わなくても済む
…とか
身近な人に大切にされた経験がなく
むしろ、蔑ろにされてきて
「自分は誰かに愛される価値はない」
というような信念を抱いている人なら
近しい関係になって
自分の正体が相手にバレて
ガッカリされるくらいなら
最初から近づかない
…とか
そういったような
対人関係における傷つき体験があると
自己防衛反応が自動的に作動して
いわゆる蛙化現象のようなことが
起きる可能性は高いです。
決してひとりでは
生きていくことができない
我々人間にとって
誰かと
親密なつながりを持つことは
重要な生存戦略なので
生まれながらに
私たちは誰かとつながろうとする
欲求を持っているものです。
でも
そういった欲求が
うまく満たされないのには
必ず
それなりの然るべき理由が
あるものです。
なぜそんなことが起きているのか?
…という然るべき理由を
探索していきながら
感情をプロセスしていったり
神経系を整えていったりする
介入をとおして
安心して
他者とつながりをもてるように
サポートしていくことで
心を整えていく
…というプロセスを踏んで
改善や変容を試みるのは
蛙化現象に悩んでいる人に限らず
他の対人関係の問題や悩みを
抱えている人も同じです。
大切な人と親密なつながりを
持ちたいと願う一方で
そういったつながりを持つことに
不安や恐怖心といった
相反する感情を抱いてしまって
前に進むことができない
…と感じているようでしたら
蛙化現象というバズワードに
とらわれることなく
ベテランの心の専門家と一緒に
ご自身の関係性のあり方について
あらゆる角度から見直してみる機会を
持ってみませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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