【vol.1372】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
今日と昨日にわたって開催された
カップルセラピーのトレーニングは
今日の夕方、無事に終わりました。
…とは言っても
来月中旬の土日と7月下旬の土日の
トレーニングを終えて
はじめて「修了」なので
まだまだ気を緩めることはできませんが
とりあえず「残すはあと半分!」
というところまできたので
ホッとしたりもしています。
そんな緊張感漂うトレーニングを
受講している最中に
妹から写真が送られてきました。
建て直しに伴う実家の解体作業が
月曜日からはじまったのですが
(解体前)
水曜日には家の中が取り壊され
⬇︎
金曜日には屋根がなくなり
⬇︎
土曜日の午前中には
3階部分がほぼなくなってしまったという…。
⬇︎
建てるときには
何ヶ月もかかったというのに
ものの2週間もかからない
…というくらいあっという間の勢いで
壊されていくのを目の当たりにすると
物事の儚さを
感じずにはいられませんでした。
人と人との間に成り立つ
信頼関係も然り。
特に
私が臨床場面で出会う
クライエントたちは
過去の人間関係の中で
トラウマ(心の傷)を経験していて
「人を信じることは危険なことだ」
…という信念を持っていることが
自分を守るために必要だったという人が
多数いるがゆえに
彼らと私との間で
信頼関係を築いていくためには
彼らのペースを尊重して
慎重に慎重を重ね
じっくりと腰を据えて
時間をかけていく必要があります。
たとえ
ある程度の信頼関係が
築けたとしても
その関係性を丁寧に、かつ、
細やかに扱っていかなければ
あっという間に崩れ去ってしまう
…という儚さや脆さがあり
それを意識できていないと
助けるつもりで支援してきた
クライエントを
逆に傷つけてしまいかねない
…というリスクも
はらんでいるのです。
セッション中にみられる
クライエントの
ちょっとした表情や
声のトーン・ピッチの変化
息づかいや目線の方向性
沈黙の時間や身振り手振りなど…
話の内容だけでなく
クライエントの言動の細部にまで
神経をはりめぐらせているのは
治療効果を左右する
一番大きな要因である
クライエントとの
儚くも脆い信頼関係が
ちょっとしたキッカケで
壊れてしまわぬよう
セラピスト/カウンセラーができる
最低限の努力なんですよね。
どんなに時間をかけて
つくりあげてきたものも
壊れるときは一瞬。
あっという間に解体されていく
実家の写真を眺めながら
後の祭りにならぬよう
丁寧に、かつ、
相手に対する敬意を忘れずに
クライエントとの
治療関係だけでなく
あらゆる人間関係における
信頼関係を大切に扱っていきたい
…と自身に誓う週末でした。
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