【vol.1186】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日の研修会で
事例を
提供したときも
そうでしたし
たびたび
同業者内での
勉強会にて
ディスカッションの
話題に上がるのが
セラピスト/
カウンセラーが
セッション中に
体験する
自分自身の感情を
クライエントに
どこまで
オープンに
するか?
ということ。
私が
大学院生の頃は
「セッションは
クライエントのための
時間なんだから
セラピスト/
カウンセラーが
自分の気持ちや
感情について
話すだなんて
御法度!」
…だと
言われましたし
「感情を
コントロール
できない
だなんて
セラピスト/
カウンセラーとして
プロ意識に欠ける!」
…と
思っている人も
少なくありません。
実際に
昔の私も
そうでした。
ただ
臨床歴も
20年になって
「ベテラン」
と呼ばれる
域に達した
今となって
感じるのは
クライエントの
話を聴きながら
自分自身の
感情体験を
クライエントと
共有することは
とてつもなく
大事‼️
…だと
いうこと。
私は
セラピストである
以前に
自分が
クライエントと
同じ
ひとりの人間
であることを
忘れずにいることを
大切にしています。
もちろん
自分自身の
トレーニングや
専門性
そして
臨床経験を
フルに使って
クライエントの
心の状態が
良くなるように
日々努力を
していますが
セラピストである以前に
ひとりの人間として
クライエントと
つながることが
できることが大事
なんですよね〜。
もし
自分が悲しい話を
しているのに
セラピスト/
カウンセラーが
無表情だったら
どう感じますか?
(Stone faced…とは
感情を表さない無表情という意味)
そこには
温かみのある
人間らしい
つながりや関わりが
一切ありませんよね?
温かみを
感じられる
つながりは
人の人たる所以。
ですが
こういった
感情のレベルで
結びつきが
私たちの
日常生活の中で
欠けているが故に
私たちは
悩んでいるのです。
治療とは
言えども
関係性の中で
人と人の間の
温かみのある
感情のつながりを
感じられることが
悩みや問題の解消の
根幹にあることを
考えると
感情のつながりを
促進してくれる
感情体験を
なぜ
セラピスト自らが
隠してしまう
のでしょう?
むしろ
クライエントのことを
思っているなら
逆なんですよね。
また
多くの人は
感情に触れることに
困難を抱えています。
だからこそ
何か辛い体験や
苦しい話を
耳にしたときは
ひとりの人間として
その話に感情レベルで
セラピスト/カウンセラーが
反応するということは
感情に
触れることが
できなかったり
感情を
切り離してしまって
いたりする人に対して
「こんな風に
感じても
イイんだよ」
…と許可を出す
という
大事な役割を
担っています。
理不尽なことを
言われても/
されても
感情を
シャットアウト
してしまってる人は
適切な怒り
を感じることが
できないのですが
私が
怒っているのを
見てはじめて
「ここは
怒っても
イイんですね!」
と認識できる人も
います。
そういう意味で
セラピスト/
カウンセラーが
自分自身の
感情体験を
クライエントと
共有する
ということは
とてもパワフル
なんですよね〜‼️
ただし
諸刃の剣で
あることも
事実なので
なんでもかんでも
クライエントと
感情体験を
共有すればイイ!
…という
ワケでは
ないので
どんな
感情体験を
共有して
どんな
感情体験は
共有しないのか?
…という
取捨選択は
慎重に
かつ戦略的に
セラピスト/
カウンセラーが
見極めて
いかなければ
なりませんけどね〜。
人と人としての
感情レベルでの
つながりこそが
傷ついた心を
癒します。
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください‼️
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