料理番組を観て、
こんなふうに心が動くとは
思っていませんでした。
【vol.2369】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
食いしん坊の私は
料理番組を観るのも好きです。
そんな私が年末年始にかけて
ずっと観ていた番組が
Netflixで配信されている
『白と黒のスプーン~料理階級戦争~』
という番組。
これは韓国の番組で
80人の韓国人無名シェフ(黒さじ)が
20人のトップ有名シェフ(白さじ)に
勝ち抜き戦で挑んで
その頂点を目指すという
料理コンペ番組です。
今シーズンの頂上決戦では
黒さじのシェフと
白さじのシェフの対決で
結局、日本料理を専門とする
白さじのチェ・ガンロク氏が優勝しました。
‘흑백요리사2’ 우승자 최강록 “자만하지 않겠다”…담담한 우승 소감 밝혔다
Chef Choi Gangrok Wins ‘Culinary Class Wars Season 2’ on Netflix
ネットフリックス『白と黒のスプーン ~料理階級戦争~ シーズン2』でチェ・カンロクが優勝!感動のコメントを発表https://t.co/ryAl2k1tRm (한국어)… pic.twitter.com/qWzW1WxqWG— TENASIA 텐아시아 (@tenasia_) January 14, 2026
(右が優勝者のガンロク氏)
昨日の夜、
その頂上決戦を見て
なぜか料理コンペの番組なのに
涙ぐんでしまった私…。
最終戦は
「ただ自分のためだけの一皿」
というテーマで
料理が完成して
審査員にプレゼンテーションしたときの
ガンロク氏と審査員のアン・ソンジェ氏の
こんな対話が私の涙を誘ったのです。

ガンロク氏:
僕は煮物人間です
以前大会で優勝した時に
煮物をたくさん作ったんです
“煮物人間”
“連続煮物鬼”
“煮物ピン”
そんなあだ名を付けられ
煮物が下手なのに
上手なフリをしてました
勉強をたくさんしましたし
もちろん努力もしましたが
自分を装ってた時期が
あったんです
だから煮物を
作りたくありませんでした
自分を慰めたかったんです
いつも追い詰めてばかりでした
自分のために90秒ですら
料理したことありません
この番組の中で
やってみたかったんです
アン氏:
連続煮物鬼ね。
このようなあだ名の自分に
何か言いたいことは?
ガンロク氏:
“お疲れさま“
“今日くらい煮物から解放されろ”
この場面を観ながら
私はセラピーの場面を
思い浮かべていました。
人は
「どう見られるか」
「期待に応えられているか」
「ちゃんとできているか」
そうした評価の軸の中にいるとき
どうしても
自分から少し離れてしまいます。
一方で
セラピーの中で大切にしているのは
うまくやることでも、
正解を出すことでもありません。
評価や役割をいったん脇に置き
「本当はどう感じているのか」
「いま、何が自然なのか」
そこに立ち戻っていくことです。
すると、不思議なことに
力を入れなくても
無理に変わろうとしなくても
その人本来の感覚や強みが
静かに立ち上がってくる瞬間があります。

ガンロク氏が
「ただ自分のためだけの一皿」
に向き合ったとき
彼の持ち味が
そのまま料理に表れたように…。
セラピーでも
「ちゃんとしなきゃ」
「期待に応えなきゃ」
そんな鎧を少し下ろしたときにこそ
その人らしさが
いちばん深く現れてくるんですよね。
だからセラピーは
何かを付け足す場所ではなく
本来ある姿に戻っていく
プロセスなのだと思っています。
ずっと役割を背負い
他者の期待に応え
ひとりで頑張り続けてきた人ほど
「自分のため」に立ち戻ることは
容易ではありません。
だからこそ、もし今、
少しでも立ち止まりたくなったなら…

あなたが
「自分のための一皿」に
もう一度出会うための時間を
一緒につくっていけたらと思います。
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