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猛暑の夏に考える「生存者バイアス」からの脱却とアップデートの重要性

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【vol.1469】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

涼しいはずの北海道でも

最高気温が30℃を超える日が続いています。

(本日の札幌中心部の気温!⬇︎)

 

 

 

 

 

2年前の夏も暑かったのですが

暑くなったのは8月に入ってから。

 

 

 

今年は早々に7月から

気温の高い日が続いていて

北海道生まれ、北海道育ちの

生粋の道産子の私にとっては

めちゃくちゃキツいです。

 

 

 

先日、国連総長が

 

 

地球は沸騰化の時代に入った

 

 

と宣言していましたが

 

 

 

ここ1週間ほどの

異常なまでもの暑さを考えると

この表現は大袈裟でもなく

あながち間違っていない!

と感じずにはいられません。

(間違いであってほしいけど…)

 

 

 

そんなことをヒシヒシと感じている

私の目に飛び込んできた

この記事の中味を読んで

ほとほと呆れかえってしまって

言葉が出ませんでした。

 

 

 

 

 

元プロ野球選手の廣岡達朗氏曰く

 

 

✔︎ 水分の摂り過ぎで集中力を欠いている。

✔︎ 控えの選手まで飲んでいる。なっていない。

✔︎ 我慢できないような選手は辞めたほうがいい。

✔︎ 昔は後頭部から水をかけて、
  流れてくる雫を舐めてごまかしたもの。

 

 

…だそうで

 

 

“今の”日本人は

「教育とは何か。責任観念とは何か。」

を分かっていないらしいです。

 

 

 

私からすると

「分かってないのは、あんたの方だ!」

と声を大にして言いたいくらいですけどねむかっ (怒り)

 

 

 

 

 

こういった考え方は

生存者バイアスの典型例で

 

 

パワーハラスメントをはじめとする

ハラスメントの温床の一端は

生存者バイアスにある

…とも言われてます。

 

 

 

生存者バイアスとは

 

 

 

脱落した人や

淘汰された現象は評価せずに

生き残った人や現象だけを評価対象として

生じた先入観や偏見のこと

 

 

を指します。

 

 

 

廣岡氏は

水を飲まずとも

たまたま生き残ることが

できただけのこと。

 

 

 

その当時

水を飲むことが許されなかったがために

脱水症状を起こしてしまって

自分の実力を発揮できなかった選手が

 

 

もし、水を飲むことが許されたことで

実力をフルに発揮することができたら?

…という可能性は決して否めません。

 

 

 

その点についての考慮は

廣岡氏の中では一切されておらず、

彼自身、そして、彼に近い人間の経験のみだけが

評価対象にされているところに偏りがあるのです。

 

 

 

しかも、廣岡氏の現役時代と

今の日本の気候はかなり異なっているので

同じ基準で考えることは決してできませんよね?

 

 

 

熱中症の脱水症状は

健康を害するだけでなく

命を脅かすほどのリスクを伴う

 

 

…ということは

医学的なエビデンス(根拠)が

確立されている科学的事実であり

 

 

むしろ、廣岡氏の主張は

科学的根拠のない根性論

でしかないのは明らかです。

 

 

(時代錯誤な星一徹の世界ですよね…)

 

 

 

時代も、気候も、人も、価値観も…

どれも流動的なものであり、

変化しずつけるものです。

 

 

 

そういった流動的な世の中で

生きていく上で大切なことは

 

 

前例を踏襲して

同じであり続けることに

こだわることではなく

 

 

こういった変化に対して

自分自身をアップデートしていき

しなやかに対応できる力を

身につけることではないでしょうか?

 

 

 

 

 

自分の身体や心が発しているサインを

受けとることができる唯一の人間は

私たち自身でしかありませんし

 

 

そういったサインを受けとって

身体や心が必要としているものを与えて

自分を守ることができる唯一の人間も

私たち自身でしかありません。

 

 

 

世の中に溢れかえっている

根性論や時代遅れな価値観に囚われて

 

 

身体や心から発せられるサインを

無視したり押し殺したりして

やり過ごすのではなく

 

 

そのサインにちゃんと気づいて

しっかりと受けとめる力を

育んでいくことで

 

 

自分自身を大切にする術を

身につけていきませんか?

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

 

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