過去のつらい出来事を
客観的に見ることができるのに
どこか苦しさが残っている。
そんなことはありませんか。
【vol.2367】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
セッションをしていると
自分自身に起きていることを
「客観的に見ると…」
という表現を使われる方が
意外と多かったりします。
辛い過去の出来事についても
そうやって落ち着いた口調で
整理された言葉で語るのですが
私は時々
そこに少し引っかかりを
感じることがあります。
というのも
話はとても整っているのに
感情の温度が
伝わってこないんですよね…。
話を聞いているだけの私でさえ
その場面を想像すると
胸がきゅっとするような内容なのに
クライエントは
「客観的に見ると……」と前置きして
淡々と語っていく。
そんな姿を目の当たりにしていると
「こうやって自分自身と
感情を切り離さないことには
やってこれなかったくらい
しんどかったんだろうなぁ」
というせつない思いに駆られます。

感情を切り離すことは
生き延びるために必要だった
生存戦略です。
感じてしまったら
壊れてしまいそうだった。
誰にも受け止めてもらえない中で
ひとりで抱えるには
あまりにも重すぎた。
だから感じないようにする。
距離を取る。

それは、その人にとっての
とても賢い選択だったのだと思います。
ただその一方で
自分の欲求やニーズが満たされないまま
置き去りになってしまうことも
決して少なくはありません。
本当は、わかってほしかった。
助けてほしかった。
大切にしてほしかった。
感じきれなかった
そういったエネルギーは行き場を失い
身体の中に溜まっていきます。
理由のはっきりしない疲労感や緊張、
イライラ、不安、無気力、
ときには身体症状として現れることも…。
「もう過去のことなのに」
「客観的に見られているはずなのに」
そう思っても
身体は正直に反応するもの。
それは弱さではなく
まだ触れられることなく
未完了の感情があるという
サインかもしれません。
セラピーで大切なのは
無理に感情を
引き出すことではありません。
ただ
「感じても大丈夫」
「感じても、ひとりじゃない」
そう思える安全さの中で
これまで触れられなかった感情に
少しずつ触れていくこと。
感じきれなかった
感情に触れることは
過去に戻ることではなく
いまの自分が
自分自身の一番の味方であり
理解者になることなのです。

もしあなたが
「もう大丈夫なはずなのに
まだ、なぜか苦しい」
そんな感覚を抱えているとしたら
それは、あなたの中の大切な何かが
まだちゃんと聴いてほしいと
あなたに伝えているのかもしれません。
そんな声にしっかり耳を傾けて
自分自身の感情と手をつなぐ時間を
私と一緒に持ってみませんか?

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