
不安や怒り、悲しみ…。
できれば避けたい感情かもしれませんが
それらも心の健康を支える
大切なパートナーです。
【vol.2256】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
春からずっと観てきた
NHKの朝ドラ『あんぱん』も
いよいよ最終週となり
物語は佳境に入ってきました。
アンパンマンの敵である
「ばいきんまん」がようやく登場して
物語が一気に動き出してきた感じ。
アンパンマンの生みの親・
柳井嵩(やなせたかし)は
ドラマの中で
二人の関係性について
こう語っていました。
⬇︎
🏃♀️#きょうのあんぱん🖌
“アンパンマン”と”ばいきんまん”、お互いの関係性は…
「人間の体にもいい菌とバイキンがあって、バランスが取れてる」
「絶えずきっ抗して戦ってるのが、健康な世の中だと思うんだ」#今田美桜 #北村匠海 #河合優実 #妻夫木聡#朝ドラあんぱん pic.twitter.com/kxcf6jCzUq
— 朝ドラ「あんぱん」公式 (@asadora_nhk) September 22, 2025
このシーンを目にして
「うわー、人生の本質をついてるわ!」
と思わず唸ってしまいました。
私たちの心の中にも
似たようなことが起きています。
ポジティブな感情は
歓迎されやすい一方で
不安や怒り、悲しみといった
ネガティブな感情は
「なくしたいもの」
「迷惑な存在」
と見なされがちです。
けれども
ばいきんまんがいるからこそ
アンパンマンの物語が成り立つように
ネガティブな感情があるからこそ
私たちは安心や喜びのありがたみを
実感することができます。
片方だけでは世界は成り立ちません。
大切なのは
ネガティブな感情を敵として
排除することではなく
陰と陽が
せめぎ合いながらも共存している
そのバランスに目を向けること。
怒りや不安は
ときに自分を守るシグナルであり
悲しみは大切な人や出来事に
心が深く結びついている証でもあります。
私たちの心は
そうした陰と陽の両方があってこそ
調和が保たれるのです。
感情を「良い・悪い」と分けて
ジャッジするのではなく
「ここにあるもの」として
マインドフルに受けとめること。
これはひとりで頑張るのではなく
誰かと一緒に取り組むことで
初めて可能になることもあります。
セラピーという場で
セラピストと共に
感情を丁寧に見つめることで
ただ苦しいだけに思えた
感情の奥にある意味や価値が
浮かび上がってくることがあります。
そうすると
「自分はこう感じていていいんだ」
と安心できたり
これまで抑えていた力や温かさが
自然に湧き上がってきたりするのです。
もし今、ネガティブな感情を
どう扱えばいいか分からずに
立ち止まっているなら――
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