
学歴を偽る。辞職しない。
その行動の裏にある
“心の鎧”について考えてみました。
【vol.2174】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
「また、すごい輩が出てきたな〜」と、
ニュースを見ながら思ってしまいました。
卒業証明書を取りに行って、
はじめて自分の「除籍」が判明したと
釈明していますが
私も含め、多くの人が
「なぜ、そんな見え透いた嘘を?」
「どうして辞職しないの?」と
首を傾げていることと思います。
嘘をつくこと、責任を取らないこと、
それらを擁護するつもりは全くありません。
でも、セラピストとしての視点で見ると
その裏側にある自己に対する
「恐れ」や「不安」が
透けてみえてくるように思います。
「こんなことを知られたら、信頼を失う」
「本当の自分を知られたら、見捨てられる」
そんな思いが強いと
人は“嘘”という鎧で
自分を守ろうとします。
それは悪意というよりも
むしろ、自己防衛。
「ありのままの自分では
受け入れてもらえないかもしれない」
そんな恐れや不安が
“嘘”を駆り立てるのです。
今回の件で、多くの人が
「どうして、こんな状況になっても
辞職しようとしないのか?」
という疑問を抱いているかと思います。
これほどまでに
地位や肩書きにすがるのは
それを失ったときの
「空っぽな自分」に
直面したくないからかもしれません。
「これを手放してしまったら
私には何も残らない」——
そんな恐れが強いと
手放すどころか
しがみつくことに必死になってしまいます。
しがみつきは
心の深い部分にある
「自己崩壊の恐れ」とつながっていることも
決して少なくはありません。
セラピーは
“鎧を脱いでも大丈夫”と感じられる場
セラピーの場では
無理に“正直”になる必要も、
無理に“立派”である必要もありません。
怖がっている自分、不安な自分、
他人には見せたくない自分——
自分の中にあるいろんな部分を
少しずつ差し出していく中で
「こんな自分を見せても
そう簡単に関係は壊れない」
という体験を重ねていくことで
少しずつ、安心感が育まれていきます。
“嘘”や“肩書き”で塗り固めなくとも、
「そのままの自分」で
人とつながることができる体験は
人が真の意味で強く、
そして、しなやかに生きる土台と
なります。
そんな土台があると嘘という“鎧”で
身を固める必要もなくなるので
文字通り、身も心も
「軽やかに生きる」ことが
可能になるんですよね。
もし今、ご自身の中に
“鎧を着ている感覚”があるなら
それは弱さではなく
大切な何かを守っている
証拠かもしれません。
それが何であるかを突きとめて
そろそろ“鎧”を脱ぐ準備を
私と一緒に進めていきませんか?
自分自身に対しても、他者に対しても
正直で誠実に生きることは、大切なこと。
ちなみに私は
カナダ・バンクーバーにある
University of British Columbiaを
ちゃんと卒業しています(笑)!
もちろん
卒業証書もお見せできますので
ご安心を〜!
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