セラピー／カウンセリングで効果を得るまでに時間がかかる理由

【vol.1377】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

セラピー／カウンセリングを受けても

すぐに良くならないので効果がない

と思われがちですが

 

 

効果が現れる…というか

クライエント自身が実感できるまでに

それなりの時間がかかるのには

ちゃんと理由があります。

 

 

 

先日、セッションをしていたときに

こんなイメージが私の脳裏をよぎりました。

 

 

 

セッションを受ける前の

クライエントの心の状態は

手がつけられないくらい荒れ果てた

荒地のようなもの。

 

 

 

 

 

こんな状態では

たとえ種まきをしたとしても

育つものも

ちゃんと育っていきませんよね？

 

 

 

しかも

 

 

「こんな荒れ果てた土地を

自分ひとりだけで整地しようとしたら

とてつもない労力や時間がかかりそう！」

 

 

なぁんてことを思ったら

整地する前から心が折れるのも

無理はない話なのです。

 

 

 

セラピー／カウンセリングとは

この荒地をセラピスト／カウンセラーと

一緒に整地して

 

 

蒔いた種がしっかり育っていけるように

耕していく作業に似ていると思います。

 

 

 

 

 

荒地を整地する作業は

一気にすることは不可能ですし

 

 

それなりの大変さや労力が伴うので

時間がかかるのも当然ですよね。

 

 

 

整地されたとしても

それだけでは不十分で

植物が育っていくためには

その土地を耕していく必要があり

 

 

 

 

植物が育つ環境を

整えていかなければなりません。

 

 

 

そうやってはじめて

種まきをすることができますが

 

 

種をまいたからといって

すぐに芽が出るわけでもありません。

 

 

 

芽が出るまでは

成長を目で確認できないので

不安にもなりますが

 

 

 

 

目に見えない土の下で

種はちゃんと根をはわせて

地上に出ていく準備をしています。

 

 

 

それを信じて

太陽の光とともに温かく見守り

水や栄養を適宜補給しながら

ジッと芽が出てくるのを

辛抱強く待っていると

 

 

ひょっこり芽が出てきて

そこからはグングンと成長が

促進されていきます。

 

 

 

 

 

セラピー／カウンセリングを

求めている人の心はトラウマや傷で

荒らされてしまっているので

 

 

まずはそのケアを

セラピスト／カウンセラーと

しっかりとしていくことで

 

 

安心安全を感じられる心の環境を

しっかりと整えていきます。

 

 

 

新しいチャレンジをしていく

…という種まきはそれから。

 

 

 

新しいチャレンジは

すぐに結果がでるものではなく

 

 

可能性を信じて

ジッと結果が出るまで

待つことも必要な時間。

 

 

 

その間

セラピスト／カウンセラーから

温かく見守ってもらえることや

肯定的なフィードバックなどが

水や栄養素となって

根を張ることをサポートし

 

 

適切なときがきたら

芽が地上に顔を出してきて

 

 

それから

グングンと変容や成長が

促進されていきます。

 

 

 

荒地を整えて

その土地をさらに耕すのは

果てしなく続く作業に

感じられるかも知れませんし

 

 

種をまいた後に

芽が出てくるときまで

 

 

「本当に大丈夫なのか？」

と不安になることが

あるかも知れませんし

 

 

もどかしさを感じることも

あるかも知れませんが

 

 

目に見えないだけで

しっかりとまいた種は成長をして

心の中に根づいているものです。

 

 

 

その可能性を信じて

心の奥底に秘められたままで

まだ覚醒しきれていない

ありのままの自分やベストの状態の自分に

出会ってみませんか？