【vol.1206】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日
見かけた
こちらの記事、
多くの人に
読んでもらいたいなぁ〜
と思いました。
というのも
トラウマ
…という
言葉の
最新の定義
について
わかりやすく
書かれていたから。
私が
駆け出しの
臨床心理士として
大学病院で
仕事をしていた頃は
「PTSD
(Post Traumatic
Stress Disorder)
のトラウマは
命が脅かされる
出来事や体験のこと。
だから
トラウマは
日常的なもの
ではないし
そんなに多くの人が
抱えているものでは
ないんだ!」
…と言われて
いたんですよね。
でも
あれから
20年ほど
経って
トラウマ
という
言葉の定義も
変わって
きています。
海外の
心理療法の
トレーニングを
受けていると
トラウマ
という言葉は
Big “T” trauma
(ビッグ「T」トラウマ)
Small “t” trauma
(スモール「t」トラウマ)
といったように
使い分けられることが
よくあります。
ビッグ「T」トラウマは
私が
大学病院勤務時代に
言われていたように
虐待や自然災害、
交通事故や戦争、
性犯罪被害
…などといった
命が脅かされる
出来事や体験
のことで
昔からあった
「トラウマ」の定義に
当てはまります。
それに対して
スモール「t」トラウマ
…は
比較的新しい
コンセプトで
日常生活の中で
繰り返される
「ちょっとした
害になる体験」
のこと。
冒頭で紹介した
記事を書いた
吉川めいさんは
スモール「t」トラウマ
をこんな風に
説明しています。
そう考えてみると、
いわゆる身の危険や虐待などの
トラウマ体験ではなくても、
例えば、よく親に大声で叱られていたとか、
外に立たされるような体罰を受け続けたとか。あるいは私のように敏感で、
場の空気感から「安心できない」
という感覚を受けてしまったなど。小文字「t」のトラウマを
心に抱え続けている方は
非常に多いと思います。
「ちょっとした害」
でも
それが
幾度となく
積み重ねられたら
ビッグ「T」トラウマと
同じくらいのインパクト
を脳に刻み込んで
いくものですが
「ちょっとした害」
であるが故に
「このくらいことで…」
「私がダメ/弱いから」
…などと
スモール「t」トラウマが
私たちの心に
与える影響力を
過小評価
してしまう人は
多いんですよね。
スモール「t」トラウマの影響で
安心安全を
感じることができずに
育った人は
神経が常に
昂ぶっているので
ちょっとしたことにも
過敏に反応しがちで
ビクビクしたり
ザワザワしたりするのが
当たり前。
それが
人間関係にも
影響を及ぼして
良好な関係性を
築いたり
維持したりするのに
困難さを
抱えている人も
少なくありません。
他の人の目が
過剰に気になる、
いつもビクビク
ザワザワして
落ち着かない、
人間関係が
うまくいかない…etc.
もしかしたら
気づいていない
スモール「t」トラウマ
の影響かもしれません。
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください!
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