【vol.2465】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、パートナーと喧嘩になりました。

私が彼の確認なしに
「まあ、いいだろう」と
判断して進めたことが
彼にとっては
「どうして相談してくれなかったのか」
という気持ちにつながっていたようです。
彼が苦手としていることだったのですが
最近、彼はそれをそつなくこなせていると
私は思っていたので
あまり深く考えずに
話を進めてしまっていたんですよね。
でも実際は、
彼はずっと無理していたそう。
私は彼の優しさに甘えて
そんな彼の気持ちに気づいてあげられず
積もり積もった彼の我慢が
ついに爆発してしまった…というわけです。

彼はいつになく感情的になっていましたが
最終的には「感情的になってごめんね」と
謝ってくれました。
私も、彼の気持ちや意向を
ちゃんと確認せずに
話を進めてしまったことを謝って
今後は憶測で動くことなく
しっかりと彼の気持ちを訊いてから
事を進めることを約束しました。
ちゃんと、対話して。
ちゃんと、仲直りして。

これを、セラピーの世界では
亀裂と修復(rupture & repair)
と呼んでいます。
先日、ある著名な発達心理学者が
こんなことを言っていたのを
思い出しました。
「成長というものに
パーフェクトな波長合わせなどはなく
そのプロセスには
必ず亀裂と修復が含まれている」…と。
日本人はどうしても
亀裂を「起こしてはならないもの」として
捉えがちですよね。
最初から
喧嘩しないこと、傷つけないこと、
完璧に気持ちを合わせること。
そこに莫大なエネルギーや
細心の注意を払っています。
でも、それは不可能だと
私は思っているんですよね。
子育てだって、夫婦関係だって、
友人関係だって、
亀裂のない完璧な関係なんてものは
あり得ませんから。
感情を持つ人間同士が関わり合う以上、
すれ違ったり亀裂が生じたりするのは
避けることができない
私たちの人生の一部ですしね。
大切なのは、
亀裂を起こさないことではなく、
亀裂が入った後に
ちゃんと修復できるかどうか。
ちゃんと修復された関係性は、
金継ぎされた器のようです。

亀裂が入った場所が
その器の歴史となり、
金で継がれた跡が
むしろその器を美しくする。
修復を経た関係性は、
亀裂の前よりも深く、
強くなることがあります。
セラピーも同じです。
クライエントとセラピストの間にも
亀裂が生じることはあるものです。
「なんか今日はうまく伝わらなかった」
「思っていたのと違った」
そういう瞬間は、必ずあります。
でもその亀裂や
波長が合っていない状態に気づいて
丁寧に修復していくプロセスそのものが
セラピーの核心のひとつでもあります。
完璧な波長合わせを目指すのではなく
亀裂と修復を繰り返しながら
関係性はより深いものになっていく。
心理の専門家であっても
私も亀裂に直面することはあります。
でも、だからこそ思うんですよね。
亀裂を恐れるよりも
関係性を修復できる力を育てることの方が
ずっと大切だと。

そんな関係性を修復する力を
セラピーの中で一緒に育んでいきませんか?
気になった方は
ぜひお気軽にお問合せください。
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