自己肯定感を高めて人生を前向きに!
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有限の身体という強さ

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【vol.2459】

 

 

 

こんにちは!
カウンセリングオフィス

プログレスむかいゆかです。

 

 

 

新年度が始まったばかりかと思いきや、

既に5月も半ばを過ぎましたね。

 

 

 

新入生や新入社員の皆さんも

ようやく新しい環境に慣れて

自分のペースをつかみ始めた頃でしょうか。

 

 

 

先日、高校の友人が

今年度の東京大学の入学式の動画を

紹介してくれました。

 

 

 

4月にSNSなどで

かなり話題になっていたので、

「観よう、観よう」と思いつつも

日々の忙しさに後回しになっていたのですが、

先週ようやく視聴し……

正直、深く感動してしまいました。

 

 

 

今年度の祝辞を述べられたのは

劇作家の野田秀樹さん。

 

 

AIが急速に進化する現代において

野田さんが語った

「人間の身体(肉体)と心」に関する言葉が

心理セラピストである私の胸に

ぐっと突き刺さりました。

 

 

 

 

 

 

AIにはなくて、
人間にある「有限の身体」

 

 

 

野田さんの祝辞の中に、

こんな言葉がありました。

 

 

 

現に、新しいAIというものは存在するけれども、若いAIは存在しない。AIには肉体がないから、「老いる」ことはない。古くはなるけれど、年老いることはない。AIが新しくなることはあっても、若くなることはない。「新しい」と「若い」は違うのです。あなたたちは「若い」のです

 

 

人間には「体」がある。「体」があるからこそ感じる「心」や「感情」がある。AIには身体がないから身体に根差す心もないのです。

 

 

 

 

 

 

効率や正解だけを求めるならば、
AIは一瞬で最適な答えを出してくれますが、

私たち人間は、不便で、老いて、

いつかは死を迎える

「有限の身体」を持っています。

 

 

 

野田さんは、学問や芸術の

「問いに答えていくプロセス(過程)」

にある苦しみや喜び、

そして、「初恋の切なさ」のような

心を感じられるのは

 

 

私たちが

この「身体を持っているからこそ」だと

仰います。

 

 

 

「頭での理解」だけでは
人は変われない

 

 

 

この言葉を聴いたとき、

私は日々のセラピーの現場のことを

想わずにはいられませんでした。

 

 

 

いわゆる

「トークセラピー

(言葉を中心としたセラピー)」において、

 

 

頭(思考)だけで

「私の生きづらさの原因はこれだ」

「こういう風に考え方を変えればいいんだ」と、

頭の中でスッと理解できる瞬間があっても—

 

 

私は、そこで

少し立ち止まるようにしています。

 

 

 

なぜならば、それだけでは

心の本質的な変容や癒やしには

至らないことが多いからです。

 

 

 

どれだけ頭で

「もう終わったことだ」と分かっていても

 

 

過去の傷つきを思い出すと

胸がキュッと締め付けられたり、

呼吸が浅くなったりするのは

 

 

身体がまだその痛みを

覚えているからなんですよね。

 

 

 

 

 

 

身体の感覚に意識を向けながら心を癒す
AEDP®︎というアプローチ

 

 

 

私がセラピーの主軸としている

AEDPというアプローチでは

単に出来事を「お話しする」だけでなく

 

 

その瞬間に

クライエントの方の「身体」に起きている

微細な感覚にも意識を向けていきます。

 

 

 

「今、そのお話をしているとき、

 胸のあたりはどんな感じがしますか?」

 

 

「体の奥から、
 どんな温かさ(あるいは重さ)が
 湧いてきているでしょうか?」

 

 

 

野田さんが
「芸術は表現された結果であると同時に
プロセスである」と仰ったように

 

 

心の癒やしや変容も、

結果ではなくプロセスです。

 

 

 

安全なカウンセラーの伴走のもとで

頭での理解を超えて、

「身体を通して、
 湧き上がる感情をプロセス(体験)する」

 

 

 

そのステップを踏むからこそ、

人間は本当の意味で守られ、癒やされ、

新しく生まれ変わるような変容を

迎えることができるのです。

 

 

 

 

 

 

不確定で、不便だからこそ
愛おしい

 

 

 

効率や迅速さ、大量の記憶では

AIに敵うことはないでしょう。

 

 

 

でも、悲しいときに涙が流れたり、

誰かの手の温もりにホッとしたりする—

 

 

 

一見すると不確定で不効率な

私たちの「身体」と

そこから生まれる「思い出」こそが

私たちを人間たらしめる最大の強みなのです。

 

 

 

人間の未来を決定するのはAIではない、人の心だと私は信じています。

 

 

 

私も、そう思います。

 

 

 

野田さんのこの力強い言葉を胸に

これからも皆さんの

「身体に根ざした心」に、

丁寧に伴走していきたいと

改めて強く思わされた瞬間でした。

 

 

 

あなたの身体は、何かを知っています。
その声を、一緒に聴いてみませんか。

 

 

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