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「なんとなく」を後回しにしていませんか ― 直感の話

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私たちはつい
理由を説明できることばかりを
信じようとしてしまいますよね。

 

 

 

【vol.2354】

 

 

 

こんにちは!
カウンセリングオフィス

プログレスむかいゆかです。

 

 

 

うま煮を作ろうと思って
今日、八頭という里芋を

買いに出かけました。

 

 

 

(筑前煮のことを北海道では“うま煮”といいます)

 

 

 

札幌市内のデパートを

渡り歩いたのですが、
どこにも見当たらず。

 

 

 

でも、実は、数日前に

オフィス近くのデパートで

八頭を見かけていたのです。

 

 

 

あのとき感じていた
小さな違和感

 

 

 

そのとき、なんとなく
「今、買っておいた方が良いような…」
という感覚があったんですよね。

 

 

 

でも同時に

 

 

「まだ時間はあるし」
「そのうちに買えばいい」

 

 

そんな理性的な声も浮かんできて
結局、その日は買わずに帰ったのでした。

 

 

 

そして今日。

 

 

どこにもない八頭を前にして
今更ながらに

猛烈な後悔が押し寄せてきました。

 

 

 

 

 

 

─あのとき、買っておけばよかったな、と。

 

 

 

この出来事を通して

「直感」について考えさせられました。

 

 

 

理性を優先することに
慣れすぎている私たち

 

 

 

私たちは何かと
直感よりも理性のほうが

優れていると思いがちです。

 

 

 

 

 

 

合理的に考えること。
先を見通すこと。
効率よく判断すること。

 

 

 

それらは確かに
社会の中で生きていくために
とても大切な力です。

 

 

 

一方で、
直感はどうでしょうか。

 

 

 

「なんとなくそう感じた」
「理由はうまく説明できない」

 

 

 

そんな感覚は、
曖昧で、信用ならないものとして
後回しにされやすい。

 

 

 

直感を大切にする

…というのは
直感のほうが理性より正しい
ということではありません。

 

 

 

ただ
私たちは

理性を優先することに

慣れているが故に

 

 

直感を後回しにすることにも
とても慣れている。

 

 

 

だからこそ私は
直感に耳を澄ませたり

自分の感覚を信じたりする力を

 

 

意識的に育てていくことが

とても大切なのだと思うのです。

 

 

 

 

 

 

感覚に耳を澄ませるということ

 

 

 

直感は

生まれつき特別な人だけが

持っている能力ではありません。

 

 

 

日々の体験のなかで

感じて、立ち止まり、

振り返ることによって
少しずつ育っていくものです。

 

 

 

セラピーの場でも

 

「いま、身体はどんな感じがしますか?」
「そのとき、どんな違和感がありましたか?」

 

 

そんな問いを大切にします。

 

 

 

理由を説明できなくてもいい。

言葉にならなくてもいい。

 

 

 

まずは、その小さな感覚に気づくこと。

 

 

 

直感とは
過去の経験や感情、身体の反応が
静かに統合された

“サイン”のようなものなのかもしれません。

 

 

 

年末ということもあってか

私の心も疲れていて

自身の直感に耳を済ませるだけの

余裕がなかったのかも…。

 

 

 

このお正月休みで

少し余裕が取り戻せることを

願っています。

 

 

 

…と言いながら

「あぁ、掃除が」とか

「お料理が」とか思っている自分に

つい苦笑いしてしまう2025年の年末です。

 

 

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