
「冷たい女」と言われても。
ー“断る勇気”がくれた、私を大切にする力。
【vol.2118】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、ネットで目にしたこちらの記事。
フムフムと思いながら記事をよんで
遅ればせながNHKプラスで観てみたら
「ほっこりする」という
記事のタイトルどおりだったんですよね。
…で
ドラマの放映を
来週まで待ちきれなくなってしまって
原作の漫画を購入して
一気読みしてしまいました(汗)。
共感ポイントがたくさんある漫画で
名言も多いのですが
なかでも心に残ったのは
第3巻の第26話のエピソード。
大学時代のサークル仲間からの
「話を聞いてほしい」という頼みに対して
主人公・さとこが
はじめて「NO」を言う場面です。
体調が悪くても
「頼まれたからには応えねば」
と無理をしてきた彼女が
今回は自分の身体の声に気づき
「今回はムリ」と
キッパリと伝えるんですよね。
そして、こうつぶやきます。
冷たい女になりました。
いや、私はやっと自分を大切に
できるようになったんだと思おう。
(第3巻、p.130)
この言葉に
「そう、そう!」と
心の中で思わず拍手してしまいました。
セラピーでも
よく出てくるテーマのひとつが
「断れない性格」「人に嫌われるのが怖い」
という感覚。
一見すると
それは“優しさ”や“思いやり”に
見えますが
実はその奥に
「自分の気持ちを後回しにするクセ」
が潜んでいたりするんですよね。
気づかないうちに溜まっていく
共感疲労や無理な気遣い。
それが積み重なると
ある日突然、心や身体が悲鳴を上げたり
「どうして私ばかりが!」と
つい爆発してしまうことも…。
そんな経験、ありませんか?
「NO」をいうことは
冷たさではなく大切な“境界線”
「断ること」に罪悪感を持つ方は
非常に多いです。
でも、“NO”を言うことは
相手を突き放すことではありません。
それは、自分を守るための
「心の境界線(バウンダリー)」
を引くことであり
ワガママでも冷たさでもなく
自己尊重の大切な一歩なのです。
私がベースにしている
AEDP®︎という心理療法では
身体の感覚や感情の微細な動きに
丁寧に耳を澄ませていきます。
「本当は無理していたんだな」
「苦しかったけど、誰にも言えなかった」
そんな“自分の声”に気づいていくことが
癒しと変化の入口となるのです。
セラピーを通して
少しずつ自分を守れるようになっていく
クライエントたちの姿は、
“冷たい人”ではなく
ようやく
“自分を大切にできるようになった人”
だったりするんですよね。
冷たい女になりました。
いや、私はやっと自分を大切に
できるようになったんだと思おう。
こういった言葉を、いつかあなたが
つぶやける日が来たとしたら
それは
自分自身に優しさを
向けられるようになった証
かもしれません。
そして何よりも
そんな風に
自分自身を
大切にできる人こそが
真の意味で
誰かを大切にできる人
だと私は信じています。
どうか自分の声を
置き去りにすることなく
少しずつでも
「自分を大切にする方法」を
私と一緒に見つけていきませんか?
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