【vol.1937】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
この数日
アメリカ人やアメリカに住む日本人と
やり取りをしていたのですが
やはり大統領選挙の結果で
いろんな感情が蠢いていたようですね。
日本に住む日本人の私でさえも
ソワソワしながら
その行方を見守っていたくらいですしね。
私は“どちらかというと”
自分はリベラル寄りだと思いますが
今回の大統領選の結果を受けて
なぜトランプが再選を果たしたのか?を
自分なりに勉強してみよう!と思い立って
こちらの本を購入して読みはじめたところです。
『それでもなぜ、トランプは支持されるのか
アメリカ地殻変動の思想史』
(東洋経済新報社)
まだ序章しか読んでいないのですが
内容がかなり濃い…(汗)。
読了までには
かなりの時間を要しそうです。
そんな序章に
こんなことが書かれていて
面白いなぁと思いました。
ゴジラはなぜ、何度も何度も、日本に戻ってくるのか(中略)同じように問いかけてみるべきだろう。ドナルド・トランプはなぜ、またアメリカ大統領選に戻ってくるのか。(p.7)
なぜトランプのような破壊的な存在が出現したのか、その「生命力」の不思議をわれわれは「研究」すべきだ。(p.7〜8)
問題の根源は不平等をつくりだす利権癒着、ロビー政治、市場支配力の悪用…といった「不公平なプロセス」である(中略)エリート支配構造は終わらない。異様な格差を生む不平等の構造が変わらない限り、支配される側の怒りと怨嗟の「ゴジラ」であるトランプは、いくどでもアメリカの政治に登場することになるのだ。(p.28〜29)
この本によると
ある文芸評論家が
ゴジラは無念の死を遂げた
戦死者たちの象徴であり
未だに
何ひとつ解決されていない戦争問題を
ゴジラが何度も何度も繰り返し
日本に戻ってくることで
日本人に訴え続けたのだ
と言っていたそう。
著者は
トランプをゴジラになぞらえて
トランプがアメリカの政治に
再び戻ってくるのには
目を向けられることがない
支配される側の人の
「怒りと怨嗟」の象徴としてとらえ
それが解消されない限りは
何度でも戻ってくるだろうと
指摘してるんですよね。
面白いと思ったのは
これはまさに
感情に通じるものがある
と感じたから。
一般的に厄介だと思われている感情って
度々私たちにネガティブなインパクトを
もたらすような形で戻ってきますよね。
嫌いな感情No.1とされる
「怒り」なんかがその最たるもの。
「怒り」という感情は
できる限り見たくはないので
私たちは必死に
「怒り」を押し殺して
ないものとして扱いますが
エネルギーは
消化されないまま
身体の中に残っているので
何かの拍子に
パッカーンと爆発してしまう。
突然の爆発は危険なので
さらに「怒り」を押し殺そうとしますが
そうすればそうするほど
爆発は繰り返されるばかりなんですよね。
そういうものなのです。
ネガティブな感情や
不都合な真実に目を向けることには
痛みが伴うのは事実ですが
先延ばしにしていると
問題は繰り返されるばかりか
泥沼化してしまう。
歴史的な痛みも
社会構造が生み出す痛みも
心の痛みも
勇気を出して
しっかりと目を向けて
向き合ってこそはじめて
希望の光を
見出すことができるのかと…。
セラピー/カウンセリングという
心の痛みに向き合う場で
そんな希望の光を
私と一緒に見出していきませんか?
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