【vol.1838】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、嫌な夢を見ました。
大学院生だったのは
かれこれ20数年も前の話ですが
その頃の記憶が
夢となって蘇ってきました。
私がカナダの大学を卒業したのは
1999年5月のこと。
日本では
既に新年度が始まっていたので
帰国後はアルバイトをして
翌年の2000年4月に大学院に入りました。
なので
新卒で大学院に進学したことになります。
私が大学院に入ったとき
定員10名のうち
社会人経験がなく
新卒で入った20代は
私ともうひとりの女性のみ。
残りの8名は30代〜40代で
社会人経験もあった女性ばかりで
そんな彼女たちに
こんな風に言われることが
たびたびありました。
当時の私は
そう言われて
モヤっとするものを抱えながらも
…と思って
反論こそしませんでしたが
そう言われて
本当は嫌だったんでしょうね。
解消されることがないまま
心の奥底に押し込められていたから
今頃になって
夢に出てきたのかと思います。
朝起きて、夢に出てきた
当時のそんなエピソードを思い出しながら
今、ちょうどオリンピックが
開催されているせいもあるのか
敬愛する
アメリカ人売れっ子セラピストで
『だれかに、
話をきいてもらったほうがいいんじゃない?』
というタイトルの本の著者である
Lori Gottliebの
Pain Olympics
という言葉が
ふと頭に浮かびました。
Lori曰く
人は
痛み(Pain)や喪失(Loss)や
悲しみ(Grief)などの
感情を感じたとき
「自分よりも
もっと大変な人がいるから
このくらいのことで
痛み(喪失/悲しみ)を
嘆いてはならない」
と自分の感情を
矮小化してしまう
つまり
他者との比較において
自分の感情体験を低く見積もって
感情を抑圧しがち。
でも
感じ方はオリンピックのように
競争でも他者との比較でもないので
どちらの痛み(喪失/悲しみ)が
上かどうかなんて関係なく
「痛いものは痛い
(喪失は喪失/悲しいものは悲しい)」
でイイのだというのが
彼女の主張なんですよね。
私は「苦労」や「厳しさ」も
同じように考えてもOKだと思っています。
私のところにやってくる
クライエントから
よく聞かされるのは
「もっと大変なことで
悩んでいる人はいるのに
これくらいのことで
セラピー/カウンセリングだなんて
(自分が)本当に情けないです」
という類のコメント。
あなたが大変に感じたら
あなたが苦しい/ツラいと感じたら
誰がなんと言おうと
「大変だ」「苦しい」「ツラい」
と感じてイイし、言ってイイんです!
決して
誰かと比較したり
誰かにジャッジされたりする
必要はありませんし
自分の感じ方を大事にしてイイし
それは他者から尊重されるべきこと。
恐らく
20数年前の私は
そういうことを知らなくて
他人に
一方的にジャッジされたことに
違和感を覚えながらも
自分の感じ方よりも
年配者の言ってることの方が
正しいはず
…と思って
口をつぐんでしまったことで
消化されずにモヤモヤとして
心の中に残っていたんでしょう。
アラフィーになって
昔よりは賢くなった今の自分から
20代の自分に
こんな風に言ってあげたいです。
そんな風に
自分の気持ちやあり方を
他ならぬ自分自身が認めて
自分の一番の味方が自分
であることは
健やかに生きる上での
重要なポイントになります。
自分の一番の味方でいられる自分を
私と一緒に育てていきませんか?
住所 | 〒060-0042 札幌市中央区大通西1丁目14-2 桂和大通ビル50 9F マップを見る |
---|---|
営業時間 | 【火~金】13:00~20:15 【土】10:00~17:00 |
定休日 | 日・祝日・月 |