【vol.1725】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
ここ数年、アメリカ発祥の
「内的家族システム
(Internal Family System:IFS)」
という心理セラピーのモデルが
世界的に注目されています。
IFSのトレーニングには
受講希望者が殺到していて
私が聞いたところによると
ウェイティングリスト(空き待ち)には
数千名もの人が名を連ねているとか…。
そのくらい注目されている
先進的な心理セラピーを
一般の人に向けて書かれた
の翻訳本が先月末に出版されて
早速購入して読んでいました。
IFSは
AEDP™️セラピーのトレーニングでも
話題になることが多いですし
AEDP™️のアプローチの中には
IFSのコンセプトを
取り入れたものもあるので
私もいつかは勉強してみたい!
と思っていたんですよね。
今までぼんやりとしか
わからなかったことに
クッキリとした輪郭がつけられたようで
この本を読了した今
「読んでよかった〜!」
と充実感で溢れています。
これ、一般書なので
私のような専門職の人だけじゃなく
自己理解を深めるためにも
多くの人に読んでもらいたい
一冊なのですが
特に
経営者や管理職などの組織を運営や
政治に関わる人に読んでもらいたい!
と思いました。
この本の中でも取り上げられている
サーバント・リーダーシップって
ご存じですか?
社員の自律性や
生産性の向上などが求められる
現代社会において注目を集めている
AT&Tの経営者であった
ロバート・グリーンリーフによって提唱された
支援型のリーダーシップ論です。
サーバント・リーダーシップの詳細については
コチラの記事をご参照いただきたいのですが⬇︎
サーバント・リーダーシップを
簡単にまとめると
従来のようにトップダウンで
指示や命令を出して
権威や力で部下を引っ張るのではなく
部下の目標達成に向けた
主体的な行動を促せるよう
部下の話に丁寧に耳を傾けていく
リーダーシップのあり方…のこと。
経営者会に入っているので
たくさんの経営者と接してきましたが
どの経営者も
「社員の自律性」と「生産性の向上」
を望んでいるので
サーバント・リーダーシップを
取り入れればイイじゃないか?
と思いますが…
この本の著者であり、IFSの創始者である
リチャード・シュワルツは
著書の中でこう指摘しています。
真のサーバント・リーダーシップは
リーダーが自分のセルフと自分のすべてのパーツに
アクセスできるときにのみ機能します。
(p.235)
ここで言う
「自分のセルフ」とは
誰しもが生まれながらにもっている
好奇心があって
穏やかで
自信に満ちていて
思いやりのある
自分の本質に近いもの
つまり
「本来の自分」
と表現できる自分のこと。
リーダーが
こういったセルフ(そしてパーツ)
にアクセスができると
社員の自律性や
生産性向上を引き出す
サーバント・リーダーシップが発揮できる
…ということなんですよね!
ただ、問題は
セルフ(やパーツ)に
アクセスできている人って
実際はそう多くはありません。
経営者に限らず
「自分らしくいられない」
という現代人が抱える悩みは
この「セルフ」に
アクセスできないことから
生じているものだから。
セラピー/カウンセリングでは
さまざまなワークをとおして
この「セルフ」に
アクセスできるようになることが
究極の目標としています。
「セルフ」にアクセスできる
リーダーが周囲にいると
その波及効果は
自然と下の人たちへと拡がっていくので
私のような外部の人間が
わざわざ入っていく必要もありません。
経営者や組織のリーダーにこそ
セラピー/カウンセリングが
必要な理由はそこにあります。
トップが変われば
部下だけでなく組織全体も
変わっていくことでしょう。
社員の自律性と
生産性向上を目指したいのなら
経営者や組織のリーダー自らが
「セルフ」にアクセスできるようになり
「本来の自分」でいられるようになることが
一番の近道です。
自身のためにも
会社/組織のためにも
経営者/リーダーであるあなた自らが
セラピー/カウンセリングを
受けてみませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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