【vol.1690】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
2月下旬にあった
AEDP™️研究所のトレーニングに
私と同じアシスタントとして参加していた
台湾人セラピストのEvonと
先日、Zoomでミーティングをしました。
Evonは
台湾生まれの台湾育ちですが
アメリカの大学院を修了して
カルフォルニアのセラピストの
ライセンスを取得している
バイリンガルセラピスト。
アメリカには
10年ほど滞在していて
10年前に母国台湾に
戻ってきたとのことでした。
「日本の
セラピー/カウンセリング事情を
知りたい!」
ということで
トレーニング中に彼女から連絡もらい
先日のオンラインミーティングが
実現したのですが
日本と台湾の
セラピー/カウンセリング事情には
たくさんの共通点があって
「それ、わかる!」
「日本(台湾)もそうだよ!」
と話は大盛り上がり‼️
その中のひとつが
セラピスト/カウンセラーの
養成課程における問題でした。
Evon曰く
「台湾人セラピストは
スーパーヴィジョン(指導)を
受けている人が少ない。
というのも
大学院教育や
過去のスーパーヴィジョンで
必要以上に厳しい対応をされて
それがトラウマになっている」
とのこと。
その話を聞いた私は
条件反射的に
…とすかさず答えてしまいました(苦笑)。
私自身が
20数年前に大学院生だったとき
大学院生と教授たちが集まって
週に1回「事例検討会」なるものが
開催されていました。
自分が担当しているクライエントとの
セッションでやったことや経過を
まとめたものを発表して
今後のセッションに活かすために
助言を受ける…という
建設的な時間なはずなのに
雰囲気は
まるで「公開処刑」…。
重箱の隅をつつくように
うまくいっていないところ
ダメなところを
細かいところまで
ピックアップされて
大勢の前で
ダメ出しや非難をされるのですから
恐怖でしかないんですよね…。
スーパーヴィジョンとは
この事例検討を
スーパーヴァイザー(指導者)と
1対1でするものですが
スーパーヴィジョンでも
ボロクソに非難/叱責されて
心が折れてしまった
…ということも
未だによく耳にします。
もちろん
クライエントの利益のために
軌道修正に必要な点については
ちゃんと指摘する必要はありますが
非難を浴びせたり
恐怖心を煽ったりすることで
萎縮してしまうと
その人が持っている本来の力が
発揮できなくなってしまうので
実は逆効果なんですよね。
心理学が専門である人なら
このあたりのことは
知ってて当然ですし
クライエントには
絶対にこういう対応は
しないはずなのに
対スーパーヴァイジーとなると
途端に真逆の対応を取る
…というのは
一貫性に欠けますし
個人的には
理解しかねるんですけどね…。
私も含めて誰しもが
大なり小なり「こころの傷」を
抱えているもので
セラピスト/カウンセラーも
ひとりの人間である以上
それは同じです。
ただ
セラピスト/カウンセラーが
それらに気づくことなく
何の手当てもされていなまま
放ったらかしにしていると
その皺寄せを受けるのは
他ならぬクライエントなので
それは気をつけたいところ。
というのも
クライエントを支援するための
セラピー/カウンセリングなのに
セラピスト/カウンセラーの
こころの傷が
ケアされていないがために
クライエントが
良からぬ影響を受けてしまうのは
本末転倒ですし
それはクライエントにとっても
セラピスト/カウンセラーにとっても
不本意な結果にしかなり得ませんしね!
当オフィスでは
支援者である
セラピスト/カウンセラーにも
「トラウマがあるかもしれない」
という観点をもって
第一に安全を感じられる
スーパーヴィジョンの提供に
努めています。
おかげさまで
スーパーヴァイジーの方からは
「スーパーヴィジョンの後は
あたたかい気持ちになって
エンパワーされる」
という感想が寄せられています。
セラピスト/カウンセラーの
エンパワメントは
間違いなくクライエントの
エンパワメントに直結します。
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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