「離婚」を急ぐ前にカップルセラピーを検討してみませんか？

【vol.1649】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

私が高校２年のときに

初めてカナダ留学したとき

 

 

カナダ最西部にある

ブリティッシュコロンビア州の

Lumby（ランビー）という

とても小さな村に住んでいたのですが

とても驚いたことがありました。

 

 

 

仲良くなった友人のお家に

遊びにいく途中に

友人がこんなことを言ったんですよね。

 

 

 

「同級生の中で

　両親が離婚していないのは

　うちだけなんだよね〜」

 

 

 

30年以上も前のことで

当時の日本では今のように

離婚は一般的ではなかったので

 

 

離婚がこんなにも多い

 

 

という事実に

とても驚いた記憶があります。

 

 

 

 

 

今となっては

日本でも離婚は

さほど珍しいことではなく

 

 

私の身近でも

割とよく耳にしますが

 

 

当時は少数派で

離婚した人に対する

風当たりも強かったですし

 

 

私も子どもで

何もわからなかったことも

手伝って

 

 

離婚はダメなもの

 

 

という先入観で

一方的にジャッジしていたが故の

驚きだったと思います。

 

 

 

でも

心理学の勉強を

進めていく過程で

 

 

夫婦や親子の

関係性の心理などについての

見識を深めていったとき

 

 

離婚は決して

悪でもダメなことでもなく

 

 

互いが納得した上での

離婚という選択は

夫婦にとっても家族にとっても

健全なものである

 

 

…というような考えに

変わっていきました。

 

 

 

 

 

離婚や別れを選択する。

 

 

 

当事者が心の底から

そうすることを望んでおり

 

 

それが自分たちにとっての

ベストの決断である

ということであれば

 

 

全く問題ありません！

 

 

 

ただ

夫婦だけでなく

カップルの関係性で

悩んでいる方の相談を受けて

私が常日頃から感じていることは

 

 

みなさん

自身が傷つくことや

相手を傷つけることを恐れて

 

 

相手と十分に

向き合う（対話する）ことなく

 

 

「離婚／別れるしかない！」

 

 

という究極の選択をしようとして

苦しんでいる人が少なくない

ということ。

 

 

 

 

 

十分に互いと向き合う

（対話する）ことさえできれば

関係性を修復することも可能なのに

 

 

そうすることなく

離婚や別れ…という

究極の選択をしても

 

 

それが腹の底から納得した

決断ではない限り

後悔に取り憑かれてしまいますしね。

 

 

 

たとえ

離婚や別れに至ったとしても

 

 

両者の間に

わだかまりが

残らないようにしたり

 

 

互いの気持ちや感情に

向き合うことを促して

関係性の修復を試みることを通して

 

 

カップルが

後悔のない決断ができるよう

導いていく

 

 

…というのが

カップルセラピーで

取り組むことのひとつです。

 

 

 

 

 

欧米では

 

 

夫婦やカップルの関係性に

問題が生じたときには

カップルセラピーを受ける

 

 

という考えが浸透していますが

 

 

日本では

カップルセラピーに対応できる

専門家が少ないせいもあってか

 

 

カップルセラピーが

欧米ほど浸透していません。

 

 

 

それでも数年前から

北米では

 

 

「カップルセラピーと言えばEFT
(Emotionally Focused Therapy）」 

 

 

と言われるほど有名な

Sue Johnson博士が創始した

カップルセラピーのトレーニングが

日本でも開催されるようになり

 

 

少しずつではありますが

カップルのセラピーに

対応できるセラピストが

ここ日本でも増えてきています。

 

 

 

何を隠そう

私もEFTの中級のコースまで

受講したひとりで

 

 

個人だけでなく

カップルでのセラピーも

対応可能です。

 

 

 

「離婚」や「別れ」という

決断をすることに

反対はしていませんが

 

 

関係の修復を試みたり

心の底から納得できる

決断をしたいと思っているなら

 

 

「離婚」や「別れ」という

究極の決断を下す前に

カップルセラピーを受けてみて

 

 

自身の気持ちや相手の気持ちを

より深いレベルで知ってからに

してみませんか？