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尾形大作の出馬表明に思う、課せられた責任の重さとそれを全うする力の是非

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【vol.1474】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

何気にインターネットで

ニュースをチェックしていたら

こんなニュースが目に留まりました。

 

 

 

 

 

気になったので

実際に本人がなんて言ってるか?を

YouTubeにアップロードされていた

見逃し配信で確認してみたのですが

 

 

(↑の動画で、22分頃から登壇しているのが尾形氏)

 

 

呆れてしまって

空いた口がふさがらない…。

 

 

 

 

 

だって、尾形氏、

こんなことを言ってるんですもの!

 

 

歌の仕事で
政治のことは
ほとんどわかりません
が、
支えていただいた全国のファンの皆さま、
そして、
大阪府民の皆さまの気持ちを胸に抱いて
命懸けで、命を皆さまにお預けしたいと思います。

 

 

自分自身が弱者だったから

「弱者の味方でいたい!」

という情熱を持って

出馬を決心されたようですが

 

 

政治のことが

ほとんどわからないままで

出馬するのは

 

 

はなはだ無責任

有権者に対して失礼

だと思うんですよね。

 

 

 

決して

「(政治のことが)
わからないことがダメだ」

というわけではありません。

 

 

 

政治は

国民のひとりひとりの生活や人生に

大きな影響を与えますし

 

 

しいては

日本社会という大きな集団を統合して

その将来やあり方を決定していく

 

 

…という大きな力をも有する

とても重要なものだと思うんですよ。

 

 

 

 

 

大勢の記者を前にしても

饒舌にお話しをされているのは

さすが芸能人だと思いましたが

尾形氏が言ってることは

 

 

「俺、政治のことはど素人だけど

とりあえず頑張るから、応援よろしく!」

 

 

 

 

と言ってるようで

国民を軽んじているようにさえ

私の目には映りました。

 

 

 

小学校や中学校で

学級委員や生徒会をやる

というレベルではないんだし…ね…。

 

 

 

日本における

セラピスト/カウンセラー業界でも

似たようなことが起きています。

 

 

 

これは完全に

日本社会における

制度の不備の問題であるのですが

 

 

巷には

大学や大学院レベルでの

学問的な心理学の教育を受けることもせずに

セラピー/カウンセリングを提供する人が

わんさかいるんですよね。

 

 

 

そういった人たちの中には

 

 

自分もうつ/摂食障害/いじめ…etc.
に悩んで克服した経験がある。

だから、同じことで悩んでいる人の気持ちがわかる。

自分の克服した経験を活かして
そういった人たちの力になりたい。

 

 

…というような理由で

セラピスト/カウンセラーになった人が

結構いたりします。

 

 

 

そういう情熱があって

セラピスト/カウンセラーになることは

全然イイと思うんですが

 

 

こころの悩みや問題といったものは

いろんな要素が

とても複雑に入り組んでいて

なかなか難しいもの。

 

 

 

決して、

シンプルでもなければ

簡単なものでもないのです。

 

 

 

こういうことは

決して起きてはほしくありませんが

ちょっとしたボタンの掛け違えが

文字どおり「命とり」になることも…。

 

 

 

そうならないためにも

心理学の学問的な知識と技術を駆使して

ありとあらゆる角度から多面的に
悩みや問題にアプローチしていくことが

求められますし

 

 

 

 

そういった力を

一生涯かけて身につけていく

そして磨きをかけていくということが

 

 

セラピスト/

カウンセラーが

クライエントに対して

背負っている責任なんですよね。

 

 

 

自分が悩みや葛藤を克服したから

その体験を活かして

ひとりでも多くの人を救いたい!

…という情熱は大切ではありますが

 

 

情熱や想いだけでは

人の悩みや問題を動かしていくことは

残念ながら、できませんし

 

 

真の意味で

「ひとりでも多くの人を救いたい!」

と思っているのなら

 

 

数年間くらい

大学や大学院で学ぶことに

自分の時間や労力やお金を割くことくらい

大したことではないはず。

 

 

 

逆に

その時間と労力とお金を惜しむのなら

 

 

「ひとりでも多くの人を救いたい!」

と思う気持ちは

所詮、その程度の覚悟しかない

ということに尽きますし

 

 

クライエントに対する誠実さに

欠けていると言わざるを得ません。

 

 

 

政治も人の心やあり方も

情熱だけでは

変えていくことはできません。

 

 

 

自身の時間や労力、時間を

どれだけ費やすことができるか?

 

 

 

そして

自身の裏表のない固い決意を

いかに行動で示せるか?

 

 

 

政治家然り、

セラピスト/カウンセラー然り、

 

 

自分の人生を誰の手に委ねるか?

 

 

…ということについては

有権者やクライエント自身が

決めねばなりません。

 

 

 

知名度は、決して、

その人の能力を保証するものではない

…ということを念頭に置きながら

 

 

冷静に、かつ、賢明な決断を

下していけるとイイですよね?

 

 

 

 

このブログも
その一助となれば幸いです。

 

 

 

 

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