自己肯定感を高めて人生を前向きに!
最先端の心理療法であなたをサポート

その薄ら笑い、急激で過度なストレス対する自己防衛につき

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【vol.1627】

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

昨日の夕方に羽田空港で発生した

JAL機の炎上の一件ですが

 

 

乗客乗員379名全員が

無事に脱出することができたという奇跡。

 

 

 

 

 

お正月で札幌に帰省していて

東京在住の高校の先輩が

実はこの便に搭乗してまして…。

 

 

 

ご本人からの

生存確認の報告があるまで

気が気ではありませんでした。

 

 

 

この事故でお亡くなりになった

海上保安庁の方たちにとっては

本当に残念な結果と

なってしまいましたが

 

 

あれほどの大炎上となった

日航機の乗客乗員の全員が

無事だったということは

不幸中の幸いだったように思います。

 

 

 

そんな事故が起きた昨日、

国土交通省が会見をしたようですが

 

 

 

 

ネット上では

この会見中に国交省

平岡成哲航空局長が

ヘラヘラと笑っていた

 

 

…という批判のコメントが

飛び交っています。

 

 

 

 

 

海上保安庁の職員の方5名もが

命を落とされている大惨事で

 

 

「ヘラヘラと笑っているのは

不謹慎極まりない!」

 

 

という批判の声が上がるのも

無理もないと思いますが

 

 

心理学的には

自分自身で対処できる

キャパを大幅に超えた

急激なストレスに見舞われたとき

 

 

自分自身の精神状態を

なんとか保とうとして

無意識のうちに

思いも寄らない反応をしてしまう

 

 

…ということはよくある話。

 

 

 

つまり

平岡航空局長の薄ら笑いは

 

 

予想もしていなかった

突然の過度なストレスに対する

自己防衛反応だった可能性大

 

 

と推察しています。

 

 

 

 

 

予想もしていなかった

ストレスの波が押し寄せたとき

 

 

人は自分自身を見失わないように

あの手この手を使って

必死に自分を守ろうとします。

 

 

 

 

 

このプロセスは

無意識下で行われるので

当の本人には

ほぼコントロール不可能です。

 

 

 

「この有事のときに

 それなりの立場にある人なんだから

 しっかりとして欲しい」

 

 

と思う気持ちも

わからなくもありませんが

 

 

局長とは言えども

私たちと同じ人間

 

 

これだけの

大きな事故があったときに

心乱されてしまうのは

私たちと同じなんですよね。

 

 

 

こういう

ストレスフルな時期だからこそ

 

 

「不謹慎だ!」などと

一方的に批判する前に

 

 

その人が置かれている状況を

いまいちど想像してみて

少し心に余裕を持ちたいものです。

 

 

 

こういった自然災害や事故など

トラウマに遭遇したときに

私たちの心は

どのような反応を示すのか?

 

 

…などについての

正しい知識をお届けすべく

 

 

今年は

心理教育の一環としての

情報発信にも

力を入れていきたいと思います。

 

 

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