カップルの関係を発展させるための秘訣とは？

【vol.1488】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

最近、Amazonプライム・ビデオで配信されている

オーストラリア発のリアリティ番組の

『マッチングの神様　〜結婚実験リアリティ』

という番組にハマってます。

 

 

 

 

 

人間行動学の専門家、心理学者、

そして、性科学の専門家のチームが

ベストマッチだと思われるカップルを

あらかじめマッチメイキングして

 

 

参加者は初対面の相手と結婚して

初日から結婚生活を送る

…という前代未聞の番組！

 

 

 

Netflixの『ラブ・イズ・ブラインド』という

リアリティ番組に近いものがありますが

「この日本版の制作は難しいだろうなぁ…」

と思いながら、観ています。

 

（ちなみに『ラブ・イズ・ブラインド』には

日本版があります！）

 

 

 

想像を絶するようなリアリティ番組ですが

心理学の専門家のはしくれの私としては

 

 

初対面のふたりが

人生を共に歩む大切なパートナーとしての

親密な関係性をどんな風に築いていくのか？

 

 

…ということにはとても興味があって

そういう観点に着目しながら

番組を観ているのですが

 

 

私が観ている限りでは

うまくいくカップルと

そうでないカップルの違いは

 

 

自分自身の“vulnerable side”

ー　つまり、自身の脆く壊れやすい側面ー

を相手にオープンにできるか？

 

 

という情緒的な自己開示に

ヒントがあるように見えました。

 

 

 

 

 

誰にしも

傷ついた体験や恥を喚起させるような

「黒歴史」的な過去があるものですが

（もちろん、私にもあります！）

 

 

それを相手に

オープンにすることができたカップルは

 

 

「そういう過去があったということを

　誰かに伝えることは、とても勇気が要ること。

　勇気を出してそうしてくれた相手には

　尊敬の気持ちがわいてきたし、

　もっと大切にしてあげたい」

 

「自分も似たような経験をして

　とても苦しい思いをしたから、

　その気持ちがよくわかる。

　その気持ちに寄り添っていきたい」

 

 

などと

グッと親密になっているんですよね。

 

 

 

 

 

逆に

それができないカップルは

ありのままの自分の姿を

相手に見せることができず

お互いに鎧を着たままで

 

 

物理的に同じ時間を

一緒に過ごしていても

気持ち的にはどんどん遠くなって

離れていってしまう…

 

 

という共通点が見られました。

 

 

 

 

 

親密な関係性の修復のための

カップルセラピーもこれと似ていて

 

 

互いの深いレベルにある

脆く壊れやすい側面を

見せることができるようになると

カップルとしての親密さも

少しずつ戻ってきます。

 

 

 

 

 

ただ、この自分自身の

脆く壊れやすい部分を

相手に見せれるかどうか？

 

 

ということは

原家族との関係性における

トラウマや傷つき体験というものが

影響している場合がほとんどで

 

 

その影響というものは

当人の無意識のうちに発動されるため

カップル間のトラブルが

知らぬ間にエスカレートしていく

…ということが多かったりします。

 

 

 

カップルセラピー／カウンセリングでは

深いレベルにある

脆く壊れやすい感情に触れて

それを相手に自己開示していくのを

セラピスト／カウンセラーが

サポートしていきます。

 

 

 

そうやって互いの理解を深め

修復されたふたりの関係性は

以前のよりも強いつながりとなって

ふたりの関係性を支えてくれることでしょう。

 

 

 

互いの脆く壊れやすい感情を

相手とシェアすることをとおして

関係性を修復したり

より強いものにしていきませんか？