【vol.1479】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
調子が悪かったAirPods Pro(イアフォン)が
しばらく放置していたら
なぞの復活を遂げていたので(苦笑)
最近になって
支度しながらPodcastを聴く
…という習慣も復活しました。
私のお気に入りのPodcastの番組は
New York Timesベストセラーの
の著者であり、売れっ子心理セラピストである
ロリ・ゴットリーブと
2015年のTEDトークで
「最も人気のあるトーク」にランクインしたことがある
こちらも売れっ子心理セラピストである
ガイ・ウィンチのふたりが
(左:ロリ・ゴットリーブ、右:ガイ・ウィンチ)
視聴者からのお悩みに対して
1時間ほどの即興セッションを行う
『Dear Therapists』という番組で
今日の朝は
40年間連れ添った妻が突然亡くなってしまって
そのショックから立ち直ることができない
リチャードという男性の相談にのる
…というエピソードを聴いていました。
エピソードの詳細については
ちょっと脇に置いておきたいのですが
セラピストとして
個人的に「そうなんだよね〜!」
と思ったことがあります。
それは何か?というと
相談者のリチャードは
自分の妻を亡くした「悲しみ」という感情に
ちょっとでも触れて胸が詰まったり
涙が出てきたりすると
ポジティブなことを言い始めたり
別なことを話し始めたりして
「悲しみ」という感情に
留まるができないんですよね。
ロリやガイが
「そのとき、あなたはどんな気持ちだったの?」
と尋ねても
リチャードは自身の気持ちには
言及することなく
「そのとき、何が起きたのか」
を話し始めてしまって
感情に留まることを回避します。
そんなリチャードを
ロリとガイは必死になって
「何が起きたのか?という事実を
知りたいんじゃなくて
あなたが何を感じて
どんな気持ちだったのかを教えてほしい」
…と何度も何度も伝えて
リチャードに気持ちや感情に
フォーカスを戻すよう導いていました。
私が「さすが!」と思ったのは
そこなんです‼️
私たちが抱えている
問題や悩みというものには
悲しみ、苦しさ、辛さ、痛み、怒り…etc.
といった感情がつきものです。
起きた出来事の話をして、
ただ、それを聴いてもらうだけでは
何も変わらないのは
その出来事が起きたときに生じる
感情がプロセス(消化)されていないから。
問題や悩みの解消の本質とは
こういった感情からの解放であり
そのためには
自身の内側で感じている感情に留まって
それらの感情を感じきり
それを(新たな)ポジティブな感情へと
変容させていくプロセスが
必要となってくるんですよね。
ですから
感情に触れずして
問題や悩みから自由になることは
不可能ですし
逆に
問題の解決に近づけていない
…と感じるのは
感情から自分自身を
遠ざけてしまっているからに
過ぎないということなのです。
感情から自分自身を
遠ざけてしまっているのには
れっきとした理由があって
大抵の場合
それが「過去においては」
自分を守る唯一の手段であった
…というケースがほとんどなのですが
その「過去」にとらわれて
感情に近づくことができないでいることが
今の自分に大きな弊害をもたらしていることに
気づいていない人は少なくありません。
過去に近づくことができなかった
感情に少しずつ近づいていって
それをプロセスするのをサポートするのが
私たちセラピスト/カウンセラーの
大事な使命です。
苦しみや悲しみ、怒りや恥といった
私たちの苦悩の根源となる感情から
自分自身を解放するためには
怖いかもしれないけど…
痛みが伴うかもしれないけど…
それらの感情にふれて
感じきっていくことではじめて
ポジティブな感情体験へとつなぐ橋が
架けられるのです。
Change emotion with emotion.
(感情をもって感情を変えていく)
変化や変容は
感情に触れることで
はじめてもたらされます。
私と一緒に
自分自身の感情に
シッカリと触れていきませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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