【vol.1410】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、長野県で起きた
4人殺害事件の詳細が
少しずつではありますが
明らかにされてきています。
この記事⬇︎によると
犯人は
「(被害者)に
『(ひとり)ぼっち』と
言われたように聞こえ、
恨みを爆発させた」
と供述しているようですね。
生まれながらにして
他者の力なくしては
生きのびることができない
私たち人間にとって
物理的にも心理的にも
「(ひとり)ぼっち」でいることは
自身の生存を脅かすようなものであり
だからこそ、当人の中では
危機感や恐怖心が一気に高まって
崖っぷちに立たされるような気持ちに
させられるんですよね。
もしかすると
犯人が供述していることから判断すると
精神医学的な疾患の症状から生じた
一方的な「思い込み」(妄想)が
彼の言動につながった可能性も
十分に考えられそうですが
精神医学的な疾患の有無にかかわらず
誰かとつながりを持てないことは
当人の精神的な安定性を
いとも簡単に奪ってしまう
危険性さえあり得るのです。
「(ひとり)ぼっちだと
バカにされてる/
悪口を言われている」
…という彼の訴えを
「そんなことはありえない。
気にする必要はない」
などと言って退けることは
たとえ彼のことを励ましたり
サポートしたりする意図が
あったとしても
当人からすると
「誰も自分のことを信じてくれない。
わかろうとしてくれない」
と孤独感を強めるだけで
逆効果なんですよね。
まずは「ぼっち」でいることの
悲しさ、苦しさ、辛さ、寂しさといった
当人の感情に寄り添い、理解を示し
そして
現実的な対応策を考えていくときも
決して「ひとりにしない」
ということを念頭において
「私もここにいて、一緒に考えてますよ〜」
というスタンスを言葉や行動で
繰り返し示していくことで
「誰もわかってくれない」という
心理的な「ぼっち」からの解放を
少しずつ促進していくことが必要です。
というのも
「決して、自分はひとりではない」
ということを
自分自身の肌で体験できたとき
人間の変容や成長に向けての
モーティベーションは
自然と高まっていくものだから。
そして
それを引き出していくのが
セラピスト/カウンセラーの
大切な役目となります。
「誰も自分のことをわかってくれない」
と絶望的な気持ちになる前に
勇気を出して自分自身の気持ちや感情を
セラピスト/カウンセラーと
分かち合ってみませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。
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