やり直しのきかない一度きりの人生だからこそ、大切にしたいこと

【vol.1335】

 

こんにちは！

 

カウンセリングオフィス

プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

道庁赤レンガ庁舎の南側で

新しいビルの建設が数年前から

進められていましたが

 

 

鉄骨の精度を示す数値を

改ざんしていて

法令を満たさなくなるため

1からやり直しとなったそう。

 

 

 

 

 

時々

その建設現場近くを通りますが

 

 

私の記憶が正しければ

10数階の高さまで

鉄骨が組まれていたはずです。

 

 

 

工事の進捗状況としては

全体の2割くらいだったようですが

 

 

それを取り壊して

１から建て直すのですから

いろんな面でダメージが大きい

と推察しています。

 

 

 

工期の遅れを恐れて

少しくらいの精度不良なら

問題ないだろう…と

問題を過小評価した結果として

 

 

膨大な時間や労力、資金も

無駄にしてしまったのですから

元も子もないですよね…。

 

 

 

ただ

完成したのちに大きな事故となって

 

 

誰かの命が犠牲になって

はじめて問題が発覚する…という

最悪の事態を回避できたのは

不幸中の幸いだったんじゃないか？

と思います。

 

 

 

 

 

多くの人は

 

 

「このくらいのことで

　悩むだなんて」

 

「世の中には私よりも
　もっと大変な人がたくさんいる」

 

 

…などと

自分の抱える心の問題や悩みを

実際よりも低く見積もって

だましだまし生きています。

 

 

 

 

 

でもなんとか

取り繕うことができたとしても

 

 

それは、所詮、

その場しのぎであり

問題の先送りでしかないので

 

 

いつかは必ず

ほころびは出てくるんですよね〜。

 

 

 

しかも

そうやって取り繕っている間に

問題や悩みは、気づかぬうちに

大きく、そして、根深くなるので

 

 

 

 

腰を据えて向き合おうとしたときには

膨大な時間や労力、そして、お金を

投入しなければならない

 

 

…ということは少なくありません。

 

 

 

また

建て直しがきく

この高層ビルとは異なって

 

 

私たちの人生は

1からのやり直しがききません。

 

 

 

だからこそ

 

 

「あのとき

　こうしていればよかった」

 

 

…という後悔だけは

してもらいたくはないのです。

 

 

 

自分が抱えている

苦しさや辛さを

 

 

決して

過小評価しないで

ください。

 

 

 

なぜならば

それは身体や心が発する

 

 

「うまく行ってないよ！

　軌道修正が必要だよ！」

 

 

という大事なサインだから。

 

 

 

 

 

苦しみや辛さを直視するのは

とても勇気の要ることですが

 

 

そのサインを受けとって

自分が自分らしく生きるためには

何が必要で、どうしていくべきか？

 

 

…ということを

感情という名のコンパスを使って

軌道修正していくことさえできれば

 

 

ダメージを最小限に

食い止めることは可能です。

 

 

 

やり直しがきかない

一生に一度きりの人生だからこそ

 

 

自分の心に正直になって

自分らしく生きたいもの。