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『サイコだけど大丈夫』を通してみる、切なくも複雑な家族愛に中で生まれる愛着のトラウマ(傷)②

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【vol.1173】

 

こんにちは!

 

カウンセリングオフィス

プログレスむかいゆかです。

 

 

一昨日から

 

 

韓流ドラマ

『サイコだけで大丈夫』

を題材に

 

 

絶賛、連載中です!

(過去記事はコチラ⬇︎⬇︎⬇︎)

 

 

 

 

 

今日は

主人公のひとり

 

 

ムン・ガンテの

愛着のトラウマ

 

 

 

について

迫ってみたいと

思います。

 

 

(キム・スヒョン演じるムン・ガンテ)

 

 

 

ガンテは

自閉スペクトラム症の

兄サンテの

面倒をみながら

 

 

精神科病院で

保護士として

働いています。

 

 

 

早くに

父親を亡くして

 

 

母親は

女手ひとつで

兄弟を育てて

きたのですが

 

 

母親の興味関心は

もっぱら

 

 

自閉スペクトラム症

という障害をもつ

兄サンテに

向けられていて

 

 

年若い弟のガンテは

自分が見守って

もらえている

 

 

…という感覚を

得ることができずに

育ちます。

 

 

 

道場

(空手かな?)で

赤帯を取って

 

 

「お母さん、聞いて!

今日、道場で

赤帯をとった!」

 

 

…と嬉しそうに

帰宅するガンテ。

 

 

 

でも

家に帰って

目の当たりに

したのは

 

 

いじめっ子に

ボコボコに

いじめられて

 

 

傷だらけになってる

兄のサンテと

 

 

サンテを

ひとりで

帰宅させたガンテに

激怒している母親。

 

 

 

一瞬にして

ガンテの顔から

笑顔が消えて

 

 

お母さんが

そんなガンテの

お尻を叩きながら

 

 

こう

叱りつけます。

 

 

 

「ひどいわ!

 サンテを1人で

 帰したわね!

 一緒にいなきゃ

 ダメでしょ!?

 今まで何をしてたの?

 

 サンテを
 守ってもらうために
 道場に通わせたのよ!」

 

 

 

そんな母親に

ガンテも

涙ながらに

こう訴えます。

 

 

 

 

 

 

僕は兄ちゃんを

 守る人じゃない。

 

 僕は兄ちゃんの

 ものじゃない!

 

 僕は僕なんだ!

 

 ムン・ガンテは

 僕のものなんだ!」

 

 

 

それを聞いた母親は

ガンテの気持ちを

汲みとるどころか

 

 

ガンテの胸を

叩きながら

 

 

「今、何て?

 なんてことを?」

 

 

とガンテを

非難します。

 

 

 

そして

これが

とんでもない事態に

発展するワケですが…。

 

 

 

兄のサンテが

守られる必要が

あるように

 

 

同じ子どもとして

弟のガンテにも

 

 

母に

見守られたり

 

 

心理的な

欲求やニーズを

母親に

満たされたりする

必要があります。

 

 

 

 

 

でも

障害をもつ

兄のことばかりを

優先する

母親の言動は

 

 

ガンテに

こんな

潜在的メッセージを

届けているのです。

 

 

 

「あなたの気持ちは

 重要ではない」

 

「あなたは

 我慢すべきである」

 

「兄(サンテ)の

 欲求やニーズを

 満たす方が大事」 

 

 

 

たとえ

言葉にされなくとも

 

 

態度で

そんなメッセージを

示されたら

 

 

誰でも

傷つきますよね?

 

 

 

 

 

でも

幼い子どもは

 

 

養育者との

つながりを

失っては

 

 

ひとりで

生き延びることを

本能的に

知っているので

 

 

子どもは親に

従うしかない

のです。

 

 

 

なんだかんだ

言っても

 

 

大好きな

お母さんに

嫌われたくは

ないですし

 

 

障害をもって

生まれてきた

兄のせいにする

ワケにもいかない…。

 

 

 

となると

 

 

「自分が

 何も言わないのが

 一番!」

 

 

といった

自分の気持ちを

抑圧する

自己防衛方法が

 

 

唯一の

生存戦略

になるのです。

 

 

 

 

 

自分の気持ちを

抑圧した日々を

過ごしていると

 

 

傷ついても

痛みを

感じないように

 

 

自分自身から

感情を

切り離したり

 

 

自分の

欲求やニーズを

満たすことよりも

 

 

周囲のそれらを

優先させることが

 

 

当たり前

になって

しまいます。

 

 

 

ガンテが

自分らしい感覚を

もてなかったり

 

 

どこか満たされない

モヤモヤとした

気持ちでいっぱいで

 

 

生きづらさを

感じずには

いられなくなって

しまったのには

 

 

こういった

愛着のトラウマ

の影響と考えられるでしょう。

 

 

 

トラウマというと

 

 

性的虐待や

身体的虐待などの

ショッキングな

出来事の後に生じる

 

 

…というイメージを

持たれている方が

多いのですが

 

 

養育者と

子どもの間の

ミスコミュニケーションや

情緒応答性の

ミスマッチによって

 

 

「自分は

 この世の中に

 望まれて生まれてきた

 ワケではない」

 

 

というメッセージを

子どもが受けとることでも

生じる場合もあります。

 

 

 

 

 

ガンテの場合は

まさに

このケースですし

 

 

私のオフィスを訪れる

クライエントにも

このケースが

多く散見されます。

 

 

 

対人関係に

おいても

 

 

自分自身の

感情との

向き合い方に

おいても

 

 

難しさを

感じている方は

 

 

気づいて

いないだけで

 

 

愛着のトラウマが

その背景にあるかも

知れません。

 

 

 

私と一緒に

愛着のトラウマを

癒して

 

 

より良い未来を

模索をして

みませんか?

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください!

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