ひとつのミスや評価で
「全部ダメだった」と
感じてしまうことはありませんか?
【vol.2396】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
先日、通訳を担当したときの
フィードバッグが返ってきました。
ほとんどの方が
「5」をつけてくださっていて
全体としては
とてもありがたい結果でしたが
ひとりだけ
「4」という評価があったんですよね。
しかも、コメントはなし。

決して
悪い評価ではありませんし
むしろ十分に良いはずなのですが
頭では
そう分かっていながらも
その「4」を見た瞬間
とても落ち込みました。
たったひとつの「4」なのに
なぜか
「全部ダメだったのではないか?」
という気持ちが広がっていったのです。

そのとき
ふと思い出したことがありました。
中学生の頃
通知表で一科目だけ
「4」を取ったことがあります。
あとはすべて「5」でした。
その通知表を父に見せたとき
「どうしてオール5じゃないんだ」
とだけ言われたことがあったのです。
叱られたわけではありません。
でも、そのときの私は
「ひとつでも欠けたら意味がないのだ」
と受けとったんですよね。
今回の「4」を見たとき
あの頃とよく似た感覚が
よみがえりました。
ひとつ足りないだけで
全部が否定されたような気持ち。

私たちは
ときどき「今」を見ているようで
過去の経験からの“ものの見方”を通して
出来事を感じていることがあります。
少しダメだと、全部ダメ。
少し欠けると、全部崩れる。
でも、本当にそうでしょうか?
今回の評価の99%は「5」で
たったひとつの「4」があっただけで
すべてがダメだったわけではありません。
そんなことに気づいたとき
「ああ、これは昔、抱いていた感覚だ」
ということに気づかされたのです。
いま目の前にある出来事と
中学生の頃のあの場面とは
同じものではありません。

いま起きていることは
あの頃とは違う。
そう区別できたとき
胸の奥の緊張が少し緩んだと同時に
こんなことも思いました。
完璧でなくてもいい。
ひとつ足りなくても
私が全部がダメなわけではない。
あのとき必死に頑張っていた
中学生の私にも
今回「4」を見て落ち込んだ
今の私にも
「大丈夫だよ」
「よくやったよ」
「それで十分だよ」
と心の中で
優しく声をかけてあげたとき
「全部ダメだ」という感覚に
飲み込まれることなく
自分に戻ってくることができました。
こんな風に
昔と今を混同せずにいられること。
そして、いまの自分に
やさしさを向け直すこと。
それは、ひとりでは
なかなか難しいこともあります。
なぜなら
私たちの心は、気づかないうちに
過去の感覚に引き戻されてしまうから。
だからこそ
安心できる誰かと一緒に
その反応を見つめ直す時間が
大切になってくるんですよね。
過去の感覚に引き戻されているとき
私たちはいま起きている出来事を
本来の大きさ以上に
受け取ってしまうことがありますが
出来事と過去の記憶とを
切り分けて捉えられるようになると
反応は現在に根ざしたものへと
整っていきます。
セラピーは
いまと過去の混線を
ほどいていく場。

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