AIが人の心に寄り添い
自分を立て直す力までは
代わりに担えません。
今日は
そんな“自分を支える力”について
綴ります。
【vol.2300】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
毎日ブログのコミュニティで
12月に開催予定のイベントの
告知がされていました。
その特別ゲストスピーカーが
フューチャリスト(未来予測士)と
名乗っている友村晋さんという方でした。
残念ながら
どうしても都合がつかなくて
イベントには参加できないのですが
面白そう、かつ、タイムリーな
話題だと思ったので
友村さんのこちらの著書を
早速読んでみました。
『生成AIに
仕事を奪われないために読む本』

先行きが不透明な時代を生き抜くために
必要とされるスキルとそれらの身につけ方が
とてもわかりやすく紹介されている本でした。
セラピーにも通じる部分も多々あったせいか
グイグイと引き込まれて
あっという間に読了してしまいました。
第3章の
『AIに代替できない
「自分を見つめ直すスキル」』は
特に、共感を持って読んだ章でした。
そこで紹介されいた
スキルのひとつが「レジリエンス」。

レジリエンスとは
「回復力」とか
「失敗から立ち直る力」
というような意味の言葉です。
これからの不確かな世の中では
これまで通用したことが
通用しなくなる可能性が高いため
私たちが失敗に直面する回数も
格段に増えていくと
友村さんは予想しています。
ですから
失敗にとらわれてしまうと
前に進むために必要な
新しいことにチャレンジする
ということができなくなってしまい
先に進めなくなってしまう
…と指摘しています。
セラピーの場面でも
「失敗」は避けるべきものではなく
むしろ“プロセスの一部”です。
自分の弱さや未熟さ、
うまくいかなかった体験を
丁寧に見つめることこそが
次のステップへの土台になります。
セラピーでは
その“うまくいかなかった瞬間”を
一緒に振り返りながら
そこに挑んでいく
勇気そのものを大切に見ていきます。
そして、そのチャレンジを通して
少しずつ
「怖くてもやってみよう」
「失敗しても大丈夫」
と感じられるようになる。
それがレジリエンスが育まれる
プロセスなのです。

さらに大切なのは
私たちセラピスト自身も
完璧であろうとしないこと。
自身のvulnerability(傷つきやすさ)を
隠さずに見せることで
クライエントも
「失敗しても大丈夫なんだ」と
体感的に学んでいきます。
そうして生まれる“安全な関係”の中で
人は新しいチャレンジに踏み出し
やがて小さな成功体験を積み重ねていく。
AIには代替できない
人間ならではの“しなやかに立ち上がる力”—
それが、セラピーの中で育まれていく
レジリエンスなのだと思います。
これからの時代を生き抜くうえで
一番の味方になるのは自分自身。
その“自分”をもっとしなやかに
強く育てていくために—
セラピーにトライしてみませんか?

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