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「動けないのは甘えじゃない」|フリーズ反応という自己防衛を知っていますか?

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動けないのは、あなたのせいじゃない。

動物にも人にも備わっている「フリーズ反応」は、

命を守るための大切なしくみです。

 

 

 

【vol.2190】

 

 

 

こんにちは!

カウンセリングオフィス
プログレスむかいゆかです。

 

 

 

今日は愛猫ルナの定期受診の日でした。

 

 

ルナは察しがイイ子なので

数日前に

キャリーケースを準備したり

ベッドをずらしたりしたりした頃から

(ヘッドボードの裏に隠れるので)

警戒モードに入ったんですよね〜。

 

 

 

少し前までは

病院に連れていくなでは

ルナと私の大バトル!

 

 

 

叫びながら

追いかけっこを繰り広げ

ようやく捕まえられた…

というような感じでした。

 

 

 

でも、今年に入った頃からでしょうか。

 

 

 

逃げることは逃げるのですが

優しく声をかけながらゆっくり近づいていくと

途中で「コロッ」と

横に寝転んでしまうようになったのです。

 

 

 

その瞬間、私はルナを

そっとキャッチします。

 

 

 

(捕獲後のルナ。超不機嫌)

 

 

 

今日も、まさに、そんな感じで

「ついに私たちの信頼関係もここまで来たか!」

と感慨深くなりながらも

こんなことを、ふと、思いました。

 

 

 

フリーズ反応って、知っていますか?

 

 

 

フリーズ(freeze)反応とは

文字どおり「凍りつく」ように

動けなくなる状態を指します。

 

 

 

 

 

 

これは、動物が危険を感じたときに

「戦う(fight)」や

「逃げる(flight)」ができない状況で

 

 

命を守るために最後に使う

“生き残り戦略”とも言われています。

 

 

 

動けないことは、決して弱さではなく、

本能的な自己防衛なのです。

 

 

 

人間にもある「フリーズ」

 

 

 

実はこのフリーズ反応、

人間の日常にもよくみられます。

 

 

 

例えば…

 

 

✔️ 言いたいことがあるのに

  言葉が出てこない

 

✔️ 怒鳴られた瞬間、涙も出ず、

  ただただ固まってしまった

 

✔️ プレゼン直前に

  頭が真っ白になる

 

✔️ DVやハラスメントの場面で

  逃げることも反論もできず

  ただ“その場にいた”という経験

 

 

 

こうした場面では、脳や神経が

「安全ではない」「これ以上どうにもできない」

と判断して

 

 

嵐が過ぎ去るまで

ただただ行動や感情を

“シャットダウン”させているのです。

 

 

 

 

 

 

凍りつきを責めないで

 

 

 

「動けなかった自分」

「何も言えなかった自分」

「助けを求められなかった自分」

 

 

 

そんな自分を「弱い人間だ」と

責めてしまう方は少なくありません。

 

 

 

でも、それは意思や努力の問題ではなく

身体が命を守ろうとして起きた

ごくごく自然で本能的な反応です。

 

 

 

そう考えると

そのときの自分も

ただ生き延びようと必死だったのだ…と

少しやさしく見つめ直せるかもしれません。

 

 

 

ルナの「コロッ」も

信頼関係の証ではなく

もしかすると、

“どうしようもなくて凍りついた”という可能性は

もちろんあるかと。

 

 

 

ですから

「怖かったよね」「大丈夫だよ」

「ママがここにいるからね」と

柔らかいトーンで声をかけながら

ルナの頭をなで続けました。

 

 

 

 

 

 

それはセラピーの場で

凍りついたまま動けないクライエントに

そっと寄り添うときの対応と

どこか似ている気がします。

 

 

 

無理に動かそうとせず

ただそこにいて、やさしく声をかけ、

安心を届け続けること。

 

 

 

それは、猫にも、人にも共通する

“癒し”の入り口なのかもしれません。

 

 

 

もしかしたら、あなたの中にも

「どうして動けなかったんだろう」と

自分を責めてしまった経験があるかもしれません。

 

 

 

その気持ちを

私と一緒に見つめてみませんか?

 

 

 

ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください。

 

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