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【vol.2037】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
気になってはいたものの
「東洋哲学」という
ちょっぴりお堅いテーマだったので
敬遠していたのですが
図書館で働く
高校からの友人に勧められて
こちらの本を読んでみました。
難しそう…とか思っていたのですが
良い意味で期待を裏切られましたねー!
まるで会話をしているかのような
リズム感があるテンポの良い文章で
思わず声に出して笑ってしまうほどの
ユーモアとウィットに富んだ表現力。
東洋哲学という
小難しくとっつきにくい
テーマでありながらも
現代の社会的文脈に即した例や
著者自身の個人的な経験を例に挙げて
めちゃくちゃわかりやすく
(↑ここを強調したい!)
解説してくれているので
あっという間に
読めてしまいましたし
今まで眼中にもなかった
(というのは失礼ですが…)
東洋哲学に俄然興味が湧いてきました!
個人的に
一番興味を抱いたのは「親鸞」。
というのも
我が向家の菩提寺は
浄土真宗東本願寺派でして
その宗祖が親鸞だから。
昨年末に母が他界したのをきっかけに
菩提寺の住職とお話する機会が増えて
もう少し
浄土真宗について知りたい!
と思っていた矢先に
この本に出会えたのは
何かのご縁かもしれません。
特に
私が共感を覚えたのは
『他力 ダメなやつほど救われる
親鸞の哲学』というタイトルの
5章に書かれていた
著者のこんな自己開示。
⬇︎⬇︎⬇︎
人生ふりかえると「死んだ」と思うたびに、ラクになってきた。
…中略…
昔の自分からみたら、いまぼくは「仕事の世界」にいきている。
そもそも「死」っていうけど、ほんとに死ぬわけじゃない。
社会的な「死」、人間関係からの「孤立」を恐れてる。
…中略…
おもしろいことに、社会的に死んだ「からっぽ」の自分で、この世界とつながりなおすと、人間関係もうまくいくようになった。
「からっぽ」になったことで、この本をかく依頼がきた。
(しんめいP『自分とか、ないから。』より)
「からっぽ」の自分=ダメな自分
というイメージが強いがゆえに
そういった自分を隠したり
認めたがらないということは
誰にしも
大なり小なり経験があることかと…。
でも
私自身の個人的な経験からも
私がオフィスでお会いする
クライエントを見ていても
そして
この本の著者である
しんめいP氏の体験からも
言えることは
逆説的かも知れませんが
「からっぽだ」
「わからない」などと
自分のダメさや弱さを
認めた瞬間にラクになって
不思議と物事が
自然と動き出していったり
するものなんですよね。
それがしんめいP氏が
言わんとするところの
親鸞の教え
「ダメなやつほど救われる」
なんだそうです。
なるほど、納得です。
自分の弱さや不完全さ、
そして、空っぽさを認めて
それが自身の一部であると
受けいれることは
決して
そう容易なことではありませんが
少しずつでも
それができるようになると
人生が好転していく可能性も…。
そんなキッカケを
私と一緒につくっていきませんか?
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