【vol.1821】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
ちょっとした道内旅行から
本日、無事、帰札しました。
昨日は
ニセコ町に宿泊していたので
宿泊先からほど近いところにある
有島記念館に寄ってから
札幌に戻ってきました。
(有島記念館の外観)
有島記念館は
ニセコ町に縁がある
大正時代の作家/小説家
有島武郎の作品や
彼の生涯などを紹介する博物館です。
彼の名前を
聞いたことはありましたが
恥ずかしながら
彼の作品を読んだこともなければ
彼の生涯についてなんかも
全然知らなかったんですよね。
でも、今日、
有島記念館に行ってみて
いろんな意味で
俄然興味が湧いたので
近日中に有島作品を
読んでみたいと思っています。
そんな有島記念館の
パンフレットがコチラなのですが
⬇︎
このパンフレットのはり絵を担当している
藤倉英幸氏の経歴屋作品が紹介されている
展示コーナーがありました。
藤倉氏のことについても
今日初めて知ったのですが
JR北海道の車内誌の表紙や
北海道を代表する菓子メーカーあーの
六花亭のお菓子のパッケージデザインも
担当されてる方なんですよね。
北海道民なら
日常生活のどこかで
藤倉氏の作品に出会ってるはずです。
そんな藤倉氏の展示コーナーで
こんな言葉が紹介されていました。
北海道は四季の移り変わりがはっきりしています。
どこかでいつも季節にせき立てられるように生活しています。
身のたけほどもあった雪が、まるで嘘のように解けて無くなると、一気に百花繚乱の春です。さわやかな夏がしだいに熟してゆき、8月も中旬をすぎると秋らしい風が吹きはじめます。木の葉が色づき、やがて茶色がかってきた頃に、雪虫が飛び交い、じきに初雪を見ます。
なんとめまぐるしい季節の移り変わりでしょうか。
北海道民のひとりとして
これには共感しかありません。
特に
「どこかでいつも
季節にせき立てられるように
生活しています」
と部分には
もげそうになるくらい
首をブンブンと
縦に振ってしまいました。
北海道の1年の1/4〜1/3は
雪に埋もれていて
冬はとても長いのですが
夏は本当に短くて
あっという間に
過ぎ去ってしまいます。
その感覚は
不思議なことに
年を重ねるたびに顕著になって
夏がやってくると
「太陽と共に過ごせるこの1日を
大切に過ごさねば!」
という気持ちが年々強くなってます。
今日も
北海道にしては湿度が高くて
ちょっとムシッとした暑い1日で
ちょっと動いていると
汗がタラ〜りと首すじに流れ落ちてきて
不快感はありましたが
これが続くのもあと1ヶ月ちょい
…と思ったら
途端に「今、ここ」で
自分が体験していることを
じっくりと味わってみたくもなりました。
せき立てられるように生活をしている
現代人の私たちにとって
「気づいたら時間だけが過ぎていた」
とならないためにも
自身の体験に
しっかりと意識を向けてみることを
心掛けたいもの。
なんとなく時間を過ごすのではなく
じっくりと自分自身の体験を
噛みしめるように味わうことができれば
より多くのことを感じることができ
私たちの生活も彩り豊かなものに
なっていくから。
せき立てられるような
スピードを求められる現代社会だからこそ
一瞬一瞬を大切に
そして丁寧に味わっていくことを
意識していくことは
人生を充実させていく上でも
必要不可欠です。
藤倉氏の言葉を受けて
そんなことを再認識した
2024年の海の日でした。
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