「諦める」ことは、決してネガティブなことではありません！

【vol.1802】

 

 

こんにちは！

カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

時々、クライエントから

 

 

 

 

と言われることがあります。

 

 

 

 

 

ここで注目したいのは

「イイ意味で…」と

わざわざ付け加えていること。

 

 

 

一般的に「諦める」という言葉には

ネガティブな意味が含まれているので

 

 

ポジティブな意味合いで使いたいときには

相手に誤解されないためにも

 

 

「イイ意味で…」

 

 

といった言葉を添える必要がある

と感じている人は少なくありませんが

 

 

「諦める」という言葉は

ネガティブな言葉ではなく

元来ポジティブな意味があることを

ご存知でしょうか？

 

 

 

 

 

「諦める」という言葉は

私たちの日常生活の中では

力尽きて辞める…というような

ネガティブな意味合いで

使われることが多いですが

 

 

実は仏教用語では

「あきらかにみる」という

 

 

✔︎ 現実を明らかに観ること

✔︎ 現実をありのままに観察すること

 

 

を意味しているんですよね。

 

 

 

現代的な言葉で表現すると

マインドフルネスという言葉に

近いのかも知れません。

 

 

 

 

 

真相／現実を

明らかにする過程において

 

 

自分に

できること／できないことも

明確になり

 

 

できることについては

最善を尽くす一方で

 

 

できないことについては

心から納得して願望を

断ち切れるようになる

 

 

…というポジティブな意味が

実は「諦める」という言葉には

含まれています。

 

 

 

ですから「諦める」ことは

決して悪いことではありませんし

 

 

そう決断をしたときに

後ろめたさを感じる必要は

1ミリもないんですよね！

 

 

 

また

現実や真相を直視することは

必ずしも簡単なことではなく

むしろ勇気が要ること。

 

 

 

ですから

「諦める」という境地に

たどりついたということは

 

 

自分自身が

相当な勇気をふり絞ったという

紛れもない証でもあるので

 

 

「諦める」ということを

ネガティブに捉える必要は微塵もなく

 

 

むしろ

そういった結論に達することができた自分を

誇りに思ってもイイんだ！ということを

私は積極的にクライエントに伝えています。

 

 

 

 

 

とは言っても

現実や真相を

ひとりで直視するのは怖いもの。

 

 

 

それはまるで

お化け屋敷に自分ひとりで

乗り込んでいくようなものですからね…。

 

 

 

でも、誰かと一緒にだったら

そういった怖さも軽減されるので

ひとりで頑張る必要はありません。

 

 

 

むしろ、あなた自身が

よりよく生きることができるように

ひとりで頑張って欲しくはないのです。

 

 

 

 

 

 

 

「諦める」ことは

決して悪いことではありません。

 

 

 

むしろ

今後の人生を建設的に生きるためにも

何かを「諦める」ことは必要不可欠なこと。

 

 

 

その見極めを

心の専門家である私に

サポートさせていただけたら幸いです。