【vol.1426】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
ブログセミナーの仲間で
大学/大学院受験のための
小論文執筆指導の塾を経営されている
フジケンさんこと藤本研一さんから
(フジケンさんのブログはコチラ⬆︎)
藤本さんの塾に通っている
私の出身高校に在籍中の
3年生の女子生徒さんが
私と同じ心理学の道に進みたいと
頑張っているとのことで
その生徒さんと
お話をする時間を設けてほしい
というご依頼を受けました。
「可愛い後輩のためならもちろん!」
と二つ返事でお答えして
今日の夕方、zoomにて
お話をさせていただいた次第です。
あらかじめ
いろんな質問を用意してくださっていて
それに私が応じる…という形で
対応させていただいたのですが
その中のひとつの質問は
めちゃくちゃ頻繁に尋ねられる
クライエントは
悩みや問題を抱えていて
ネガティブになっていると思いますが
ネガティブな話ばかりを聴いていて
滅入ってしまうことはありませんか?
という「あるあるな質問」でした。
そして
私の答えはシンプルに
「NO」です。
クライエントの話を聴いていて
自分の心にまで大きな影響を受ける
セラピスト/カウンセラーは
自分自身とクライエントとの境界線が
非常に曖昧になってしまっている
…ということに気づかずに
自分自身を
クライエントに重ね合わせて
相手の感情の波に
完全に呑み込まれてしまっている証拠。
クライエントの気持ちを理解しようと
「共感する」ということは
セラピー/カウンセリングをする上では
必要不可欠なことではありますが
クライエントの感情や体験に
呑み込まれてしまって
セラピスト/カウンセラー自身が
我を忘れて自身を見失っていると
クライエントに
適切な介入(対応)ができずに
共倒れになってしまいます‼️
ですから
クライエントの気持ちや感情に
寄り添いながらも
「私は私」
「クライエントはクライエント」
と境界線をしっかりと引いて
クライエントが体験している
大きな感情の波に呑み込まれて
一緒に溺れてしまわないよう
いかにして
セラピストが自分自身を保つか?が
重要なファクターになってきます。
セラピスト/
カウンセラーだからと言って
こういった力が最初から
身についているワケではなく
やはり
自分自身がセラピーを受けたり
トレーニング(自己研鑽)を
積み重ねたりすることを通してでしか
自分自身の心の動き方や
気持ちや感情の揺れに気づいて
それを自分自身で調整する力を
少しずつ身につけていくことは
できないんですよね〜。
セラピスト/カウンセラーが
生涯学び続けなければならない理由は
こういったところにもあります。
クライエントの気持ちに
寄り添う態度や姿勢は大事ですが
どんなに頑張っても
その100%を理解することは不可能である
という限界を見つめつつ
その瞬間瞬間の最善を尽くす
…というのが
私たちセラピスト/カウンセラーに
課せられた責務。
ですから
私たちのことは心配せずに
ドーンとぶつかってきてください‼️
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