【vol.1422】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
天邪鬼な性格なので
流行りものが好きではないのですが
なんとなくNetflixで目にした
日本のTOP10に入っている
『あいの里』という番組が気になって
ここ数日間、観ていました。
私が20代の頃(?)に流行っていた
『あいのり』という番組に似た感じで
35歳〜60歳の
さまざまなバックグラウンドを抱えた男女が
古民家での共同生活をとおして
人生のパートナーを探す
…というリアリティ番組。
私が大学生時代に流行っていた
Backstreet Boysの曲が
この番組の主題歌や挿入歌として
なぜかつかわれていて
(1990年代、一世を風靡したBackstreet Boys)
その懐かしさから
番組にもハマってしまいました😅
若者の恋愛…というよりは
35歳オーバーの大人の恋愛番組で
参加者と自分の年齢が近いこともあって
共感を覚えるところは多々ありましたが
それと同時に「え?何それ?」と
強烈な違和感を覚えることも
結構ありました。
そのひとつが
激しい雷が鳴ったときに
男性参加者のじゅんぺいが
好意を寄せる女性参加者のゆうこりんの
肩に手を回した…というエピソード。
(13分30秒〜のシーン参照)
じゅんぺい曰く
…ということでしたが
肩に手を回されたゆうこりんは
嫌でしたよ。
なんか私の気持ち無視じゃん…みたいな。
でも、私「何これ」とか言えないし。
…とごもっともな発言。
このじゅんぺいがとった行動は
立派な「境界線の侵害」で
ゆうこりんが「嫌だ」という感覚を
抱いたのも当然のことです。
自分の身体は自分のものであり
「これは大丈夫/いい」と思うことと
「これは嫌だ」と思うことの
境目(境界線)を決めることができるのは
他ならぬ「自分自身」。
この境界線は
ひとりひとり異なっているので
自分が「このくらいは大丈夫!」
だと思っていることでも
相手にとっては「嫌だ」と感じることも
よくあることだからこそ
誰かの身体に触れる…というような
その境界線を越えるような行為をする前には
相手にそれがOKなのかどうか?を
ちゃんと確認することは不可欠なのです。
「そのくらいイイじゃないか」
と思う人もいるかと思いますが
それはその人の感性であり
それを嫌だと感じる人もいる
…ということを大前提に
自分の感性や価値観を
一方的に押しつけるようなことがないよう
常に自身の言動に意識を向けることは
とても大事なことです。
AEDP™️心理療法のトレーニングでも
質問をしたり
何かワークをしたりするときには
一方的にセラピストから
「〜してください!」などといった
断定的な物言いをするのではなく
“Always ask your client a permission!”
(「常にクライエントの許可をもらってね!」)
ということを細かく注意されます。
…というのも
『あいの里』のゆうこりんが
じゅんぺいの行為に反論できなかったように
「嫌だ!」と声を上げることには
かなりの勇気が要るので
黙ってしまうことを選ぶ人は
少なくないですからね!
嫌なものを「嫌」と言えるのは
私たちひとりひとりに与えられた
大事な権利です。
その権利を
適切に行使できるようになる力を
身につけることは
自分を守るために必要です。
嫌なことを「嫌」と言える勇気
私と一緒に身につけていきませんか?
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