【vol.1344】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
祖父母と私の家族の
二世帯で住んでいた実家が
かれこれ築40年以上となり
老朽化が激しくなってきたので
現在両親と一緒に実家に住む
妹夫婦が実家を
建て直すことになりました。
建替工事を
春から着工することになって
10年前に実家を出たときに
置きっぱなしにしていた
私のものを処分して欲しい
…という要請が母からあり
今日久しぶりに
実家に足を運びました。
懐かしい思い出のものを
整理していたときに出てきたのは
かれこれ25年ほど前になる
大学生時代の教科書やノートたち。
当時の懐かしい思い出と共に
色んなものを整理をしていたら
その中から
履修していた臨床心理学の課題として
執筆した小論文が出てきました。
⬇︎⬇︎⬇︎
実は
この小論文には
ビターな思い出があります。
私が通っていた大学の
大抵のコースでは
小論文などの課題の提出の
〆切に遅れた場合は
1日毎減点される
…という仕組みが
取られていました。
当時、既に
「臨床心理学の道に進もう!」
と思っていた私は
履修していた
臨床心理学のコースでは
絶対に良い成績を取りたい!
…と思っていたので
小論文のデキにも
かなりこだわっていて
〆切を過ぎたとしても
自分の納得できるクオリティの
小論文に仕上げたかったんですよね。
そんなこんなで1日遅れの翌朝に
学部のオフィスに小論文を
提出することになりました。
しばらくして
その小論文が
戻ってきてビックリ‼️
というのも
自分が思っていた以上の点数を
得ることができていたから。
100点中の93点でしたが
そのコースでは
1日遅れるごとに
5点の減点だったので
結果としては88点。
⬇︎⬇︎⬇︎
でも
教授のオフィスのドアに
張り出されていた
クラスを履修している人たちの
成績を見てみると
88点はクラスで2番で
もし減点されていなかったら
クラスで1番だったという
成績だったんですよね。
クラスのほとんどの人が
英語が母国語という中で
英語が第二言語の私が
大健闘したということ!
嬉しくて、嬉しくて
この嬉しいニュースを
一刻も早く両親に伝えたくて
急いで帰宅して
国際電話をかけたのですが
父から放たれた一言に
打ちひしがれました。
「なんだ、
1番じゃなかったのか?」
父から発せられた
そのひと言は
小さな頃から
どんなに頑張っても
どんなに努力しても
父には認めてもらえず
「どこまで頑張ればイイのか?」
…と思っていた私に
追い討ちをかけるひと言で
「私はどこまで頑張れば
『よく頑張ったね』
と認めてもらえるのか?」
…と泣きじゃくりながら
抗議したときの心の痛みが
数十年ぶりに蘇ってきました。
でも
ちゃんと小論文を見てみると
赤線部分には
「素晴らしい小論文ですね!
よく書かれているし、
しっかりと構成されています。
(中略)
全体的に、良い出来でしたよ!」
…と心理学に精通した評価者
(博士課程の学生)からは
ポジティブなコメントが
付けられていますし
改めて
この小論文を読んでみると
「うわ、
めちゃくちゃきちんと
書かれてるじゃん!
こんな論文、
今の私には絶対に書けない!」
…と思えるほどに
よく書かれているんです。
そうやって振り返っているうちに
ふと、気づいたことがありました。
この小論文を書くのが
どれほど大変だったのか?
どのくらい努力をしたのか?
…を真の意味で理解しているのは
他ならぬ私であるにもかかわらず
自分が自分の一番の味方に
なりきれていなかったんですよね〜。
「誰が何と言おうと
パパがあなたのことを
認めてくれなくとも
あなたはよくやっている。
私はそんなあなたを
誇りに思うよ」
2023年を生きる今の私から
1999年を生きていた私に
そんな言葉をかけてあげたい。
自分が自分自身の
一番の味方であれることほど
心強いものはありません。
なぜならば
物理的には
ひとりかもしれないけど
心理的には
ひとりじゃないと
感じられるから。
自分が自分自身の
一番の味方になるために必要な
セルフ・コンパッションを
身につけて
生きづらさを緩和してくれる
自己肯定感やレジリエンス
を高めていきませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください‼️
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