【vol.1262】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
このお正月休みの間
先月出版されたばかりの
こちらの本も
読みました。
⬇︎⬇︎⬇︎
著者は
ひきこもりの
専門家として有名な
精神科医の
斎藤環氏です。
自傷的自己愛
とは
斎藤氏が
提唱する概念で
「自分はダメな人間だ」
「自分には価値がない」
「自分のことが嫌いだ」
などと
自傷行為のように
否定的な言葉を
自分自身に浴びせて
自らを傷つけたり
貶めたりするのを
やめられない感情
…と
斎藤氏は
定義しています。
こういった
考え方から
抜け出せずに
生きづらさを
抱えていたり
悩んでいたりする人、
皆さんの
周りにも
いませんか?
私の個人的な
臨床的経験からは
最近
とても多い
…という
印象があります。
この本では
自傷的自己愛の
歴史的/社会的な
背景要因が
様々な角度から
わかりやすく
論じられているのに
加えて
この「自傷性」を
やわらげていく方法の
具体的な提案も
されています。
「自分が嫌い」
という
自己否定ループから
なかなか
抜け出せないでいる
当事者だけでなく
現代の日本社会で
なぜこういう人が
増えているのか?
という理解を深める
一端を担う良書で
いろんな人に
手にとってもらいたい
オススメの一冊です。
タイトルにもある
「自己愛」
という言葉は
一般的には
否定的なニュアンスで
捉えられていて
心理学や
精神医学の分野で
誤解されている
言葉のひとつ
です。
自己愛という
単語そのものを
英語にすると
“narcissism”
(ナルシシズム)
になるので
「自分大好き!」
のイメージが
先行してしまって
誤解されがち。
でも
自己愛を分解して
「自己」+「愛」
と分けて
考えてみると
わかりやすいのですが
自己 = self
愛 = love
つまり
自己愛は
self-love
「自分を愛すること」
「自分を
大事にすること」
というのが
本来意味するところ
なのです。
「自己愛(self-love)」は
私たちが
生きていくために
本来必要なものでは
ありますが
それが
自傷的だったり
過剰に自己中心的な
歪んだものに
なったりすると
生きづらさや
対人関係での
トラブルの原因と
なってしまうもの。
ですから
「健康的な自己愛」
を育むことが
重要になってきます‼️
では
この
「健康的な自己愛」は
どうやって育むことが
できるのでしょう?
著者の斎藤氏は
こう述べています。
成長や成熟といった望ましい変化は、「自分自身でありたい」欲望、すなわち自己愛を大切にするところからもたらされるものです。
まず自分自身をいたわり、思いやり、共感すること。そして、そのためにも近しい人との「対話」を続けていくこと。
そうしたことの積み重ねが、いつのまにか「新しい自身」につながっていくことでしょう。
安心できる
環境の中で
「対話」を
続けていくことが
セラピー/
カウンセリング
という空間であり
時間です。
傷ついた自己愛を
修復して
誰にでもある
「自分自身でありたい」
と願う健康的な自己愛を
私と一緒に
取り戻しませんか?
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください!
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