セラピーやカウンセリングの鉄則は「ゆっくり 、丁寧に、 少しずつ」！

【vol.1194】

 

こんにちは！

 

カウンセリングオフィス

プログレスのむかいゆかです。

 

 

 

今日から

Somatic Experiencing®︎

（以下、SE™️）の

 

 

上級前半の

トレーニングも

後半戦に突入しました！

 

 

 

昨日の夜に

パートナーが赴任先から

戻ってきていて

 

 

ひとりでいられる

スペースを

確保できないため

 

 

今日はオフィスで

トレーニングを

受講しました。

 

 

 

トレーニングの

スタート時間が

朝８時なので

 

 

今日は7時20分に

自宅を出て

オフィスに

向かったのですが

 

 

そのときの気温が

なんと！

 

 

 

 

 

あまりにも寒くて

眠気が一気に

すっ飛びました（苦笑）。

 

 

 

SE™️の

トレーニングでも

いつも強調されて

いることですし

 

 

AEDP

（加速化体験力動療法）

でも同様のことが

強調されますが

 

 

とにかく

 

 

ゆっくり

丁寧に

少しずつ

 

 

を大切にして

セッションを

進めていきます。

 

 

 

 

 

心の悩みや問題、

トラウマを

抱えている人は

 

 

一刻も早く

現在感じている

苦しみや辛さから

解放されることを

願っています。

 

 

 

私のオフィスに

やってくる

 

 

クライエントの

皆さんも

口を揃えて

 

 

「早くよくなりたい！」

とおっしゃいますし

 

 

そう感じることは

至極真っ当な気持ち

だと思います。

 

 

 

なので

 

 

ゆっくり

丁寧に

少しずつ

 

 

…でしか

セッションを

進めていけない

と知って

 

 

ガッカリしている

クライエントを見ると

 

 

私自身も

切ない気持ちで

いっぱいに

なるのですが

 

 

それには

ちゃんとした理由

があるんですよね。

 

 

 

私たちの

脳や神経システムは

 

 

急激な

大きな変化を

嫌います。

 

 

 

 

 

 

急激な

ダイエットをすると

リバウンドして

しまうように

 

 

脳や

神経システムも

 

 

無理矢理

大きな変化を

起こそうとすると

 

 

リバウンドして

しまうので

 

 

時間をかけて

丁寧に

少しずつ…という

積み重ねが必要

 

 

になってくる

ワケです。

 

 

 

もう一つ

大事なことは

 

 

耐性領域
(windows of tolerance／
耐性の窓）

 

 

という考え方。

 

 

 

 

 

 

耐性領域とは

簡単にいうと

 

 

「セラピー／

　カウンセリングに

　耐えうる範囲」

 

 

のことを指します。

 

 

 

セラピー／

カウンセリングの

セッションでは

 

 

過去の

傷つき体験を

プロセスしていくため

 

 

痛みがともなう

感情や感覚が

呼び覚まされます。

 

 

（↑こんな風になるのは

　耐性領域外である証拠）

 

 

 

そういった

感情や感覚に（を）

耐えうる（扱える）力は

どのくらいあるのか？

 

 

…などを

セッションの中で

 

 

神経システムの

活性化（覚醒）レベル

をチェックしながら

 

 

安全を感じられる

範囲内にある

感情や感覚を

見極めて

 

 

プロセス（処理）

していくのを

促していきます。

 

 

 

そのプロセスが

うまくいったら

 

 

もう少しだけ

範囲を広げて

 

 

もう少し

深いレベルにある

 

 

感情や感覚に

触れていくことに

チャレンジしていく。

 

 

 

 

 

小さな成功体験を

積み上げて

自信を

つけていくように

 

 

傷つき体験からの

癒しのプロセスも

こうやって

 

 

ゆっくり

丁寧に

少しずつ

 

 

扱っていくからこそ

 

 

私たちの心身に

しっかりと

根づいていくのです。

 

 

 

「早ければ

　早いほど

　イイ！」

 

 

という考えが

ヨシとされる

 

 

スピード

至上主義的な

現代社会では

 

 

「一瞬で自分が変わる！
◯◯セラピー」

 

 

とか

 

 

「たった50分の

　1回のセッションで
　不安が消える！」

 

 

といったような

キャッチーなコピーで

溢れかえっていますが

 

 

私自身は

そういう

アプローチは

 

 

クライエントを

危険に

さらしてしまう

可能性が高い

 

 

という意味で

かなりリスキーだと

思いますし

 

 

セラピスト／

カウンセラーとして

非常に無責任！

 

 

だと思っています。

 

 

 

もしかすると

 

 

ゆっくり

丁寧に

少しずつ

 

 

…という

アプローチは

 

 

今の時代のあり方と

逆行しているかも

しれませんが

 

 

心の変容や成長は

 

 

安心安全が

感じられる状況下で

 

 

はじめて

花開くもの。

 

 

 

 

 

時間はかかるかも

しれませんが

 

 

確実な方法で

あなたの

心の内にある

 

 

キレイな花を

咲かせて

いきませんか？