【vol.1176】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
数日前にお会いした方から
大学院時代の指導教官の名前を
耳にしました。
私の大学院時代の指導教官だった
小片基先生は
札幌医科大学の名誉教授で
アルコール依存の研究では
日本でトップクラスの研究者
でした。
北海道からあの世界の
ハーバード大学医学部に
はじめて留学した方
でもあり
その後
ハーバード大学医学部の
客員教授も務められた
超ーーー優秀な先生
なんですよね。
私は小片先生が
そんなやんごとなきお方…だとは
露知らずして
先生の研究室の門を叩いたという
相当無礼な人間だったのですが
そんな私にも
とってもよくしてくれた
懐の広い先生でした。
小片先生は
札幌医大の精神科のご出身で
私も札幌医大精神科の同門会
(札医大出身/入局者の会)
の一員なので
毎年12月に開催される
同門会の忘年会で
大学院修了後も年に1回は
小片先生にお会いして
ご挨拶する機会があったのですが
コロナ禍になってしまってからは
当然の如く
同門会の忘年会は中止になり
小片先生にお会いする機会を
逸してしまったまま
小片先生は2021年に
他界されてしまいました。
なので
先日、久しぶりに
小片先生のことを知っている方から
先生のお名前を耳にすることができて
とても懐かしい気持ちに
させられました。
私が大学院生の頃
行き詰まったときや困ったときに
小片先生に相談しにいくと
いつも決まって
「君は優秀だから
僕は何ひとつ心配していないよ。
君の思うとおりに
やってみたらイイ!」
…と言ってくれたんですよね。
小片先生の言葉を
嬉しく受けとると同時に
実はその言葉は私にとっては
かなりのプレッシャー
でした。
というのも
どんなに頑張って
それなりの成績や実績を残しても
実の親からでさえ
「よくやったね」
「頑張ったね」
という言葉をかけられたことがなく
むしろ
「もっと頑張れ!」
と言われてきた私にとっては
小片先生の
「君は優秀だから
僕は何ひとつ心配していない」
という言葉を
当時の私は社交辞令にしか
捉えることができなかったのです。
また
いつか自分のボロが出てしまって
小片先生を失望させてしまうのでは?
…と思うと
小片先生から
期待を寄せられれば寄せられるだけ
「絶対に失敗できない‼️」
とプレッシャーに押し潰されそうに
なっていたのも事実です。
まさに今、話題の
インポスター症候群だったんですよね!
(インポスター症候群の詳細についてはリンクから!)
20年の臨床経験と共に
ここ数年AEDP(加速化体験力動療法)や
MSC(マインドフルセルフコンパッション)
などを学ぶ過程の中で
「自分の頑張りや努力は
他ならぬ自分自身が
一番よくわかっている」
「自分自身を
ジャッジ(批判)する必要はなく
“今はこれでイイ”と受けとめる」
ことができるようになって
大学院生の頃よりも
自己肯定感がグッと高まった
影響もあってか
先日、お会いした方から
「小片先生は
『彼女(私)は
とても優秀なんだ』と
おっしゃってましたよ」
とお伺いしたときには
私が師匠と仰ぐ尊敬する
小片先生から
そのような言葉をいただけたこと、
そして私の可能性や力を
全力で信頼してくださることに対する
感謝の気持ちが涙となって溢れ出てきて
プレッシャーになるどころか
エンパワーされた(勇気をもらえた)気持ちに
なりました。
自己肯定感が高まると
今までプレッシャーに感じていたことすらも
自分自身が前に進む
エネルギーへと
転換させていくことが可能
になるもの。
そういった体験をクライエントの
皆さんにも体験してほしい‼️
…と心の底から願っています。
ひとりで頑張らずに
私にお手伝いさせてください‼️
住所 | 〒060-0042 札幌市中央区大通西1丁目14-2 桂和大通ビル50 9F マップを見る |
---|---|
営業時間 | 【火~金】13:00~20:15 【土】10:00~17:00 |
定休日 | 日・祝日・月 |