自己肯定感を高めて人生を前向きに!
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父が小さく見えた日、理解と感情のあいだで

感情を扱う

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【vol.2394】

 

 

 

こんにちは!
カウンセリングオフィス

プログレスむかいゆかです。

 

 

 

昨日、実家に行って

父の姿を一ヶ月ぶりに見ました。

 

 

 

先月の中旬から

新しい抗がん剤治療が始まった父。

 

 

 

その前に

「一緒に美味しいものでも食べよう」と

お寿司屋さんに連れて行ったときは

驚くほど元気でした。

 

 

 

ところがその後

抗がん剤投与の直後に

インフルエンザに罹患して

しばらく寝込んでいたんですよね。

 

 

 

 

 

 

インフルエンザからは

回復したものの

急に体力が落ちてしまったようで

 

 

先週の抗がん剤治療の際には

血圧が急に200まで上がって

 

 

ひとりで帰宅できなかったため

急遽、妹が迎えに行ったと聞きました。

 

 

 

そして昨日。

 

 

 

私が実家に到着して

くつろいでいたとき

実家の斜め向かいにある投票場まで

投票に行ってくると言って出かけた父。

 

 

 

しばらしくして戻ってきたのですが

一向にリビングに顔を出しませんでした。

 

 

 

心配した妹が父の様子を見に行ったら

投票場に行っただけで力尽きてしまって

 

 

動くことができずに

ただただベッドに腰掛けていたとのこと。

 

 

 

そんなことがあったり

実際に父が足元がおぼつかない感じで

歩いている姿を目の当たりにしたりして
ふと、こんな感覚が湧いてきました。

 

 

 

—父が、とても小さく見えたのです。

 

 

 

これまで私の中で

「大きな存在」だった父が

 

 

私の目には

急に小さくて無力な存在に

写りました。

 

 

 

もちろん

頭では理解しているつもりです。

 

 

 

抗がん剤治療は体力を奪いますし

年齢的な影響もある。

 

 

 

理屈はいくらでも説明できるのですが

目の前の現実を前にしたとき

私の心は

まったく追いついていませんでした。

 

 

 

セラピーの現場でも

よく感じることですが

「理解すること」と「受けとめること」は

まったく別物です。

 

 

 

分かっているはずだけれども

受けとめきれない。

そんなとき、人は混乱するものです。

 

 

 

 

 

 

そして、悲しみや不安、怖さ、

そしてどうしようもない無力感が

湧き上がってくることも少なくありません。

 

 

 

ですから

こんな風に

親が弱っていく姿を前にしたとき
言葉にならない揺れを感じるのも

 

 

ごくごく自然なことですし

それも確かに

「大切な感情」なんですよね。

 

 

 

そんなときは

無理に整理しようとしたり、
前向きになろうとしなくていい。

 

 

 

すぐに意味づけをしなくてもいい。
答えを出さなくてもいい。

 

 

 

必要なことは

そういった感情を

どこかに追いやろうとしたり

無視したりするのではなく

 

 

十分な時間とスペースを与えて

そっと寄り添ってあげて

 

 

ただ、揺れている自分に
「そう感じたんだね」と
許可を出してあげること。

 

 

 

そうすれば

心は少しずつ、そして確実に

現実に追いついていくものです。

 

 

 

だから、しばらくは

その揺れと共にいる時間を
私も大切にしようと思っています。

 

 

 

 

 

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