
空港バスでの出来事から
改めて「安心できる環境の大切さ」を
実感しました。
小さな一言や態度が
人の心に思いの外大きな影響を
与えるものです。
【vol.2258】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
実は、今、大阪に来ています。
今日の札幌は
大雨と強風の予報でした。
いつもならJRで移動するところですが
何となくJRが止まってしまいそうな
嫌な予感がしたので
今日はリムジンバスで空港へ向かうことに。
リムジンバスに乗る際に
キャリーケースを預けた際、
横にせずに立てかけられたので
運転手さんに
「動いて、危なくないですか?」
と声をかけたら
「だから壊れ物があるか
聞いたじゃないですか!」と。
その後も、雨で乗り込みに
手間取るお客さんに向かって
「早く乗れ!」と
声を荒げる場面にも遭遇するという…。
空港へ向かう
大事な道のりのはずなのに
心が落ち着かず
不安な気持ちになったのです。
リムジンバスは
「空港まで安全に連れて行ってくれる」
ためのもの。
けれど
ただ運んでもらえればいいわけではなく
乗っている間に安心できるかどうかが
とても重要です。
言葉や態度ひとつで
安心して座っていられるか
それとも不安や苛立ちが募るかが
変わってしまいますよね。
たとえば「早く乗れ!」ではなくて
「足元に気をつけてお乗りください」
と言われれば
同じ状況でも安心感が生まれます。
小さな違いかもしれませんが
その違いが体験全体を
大きく左右するのです。
このことは
セラピーにもそのまま当てはまります。
クライエントは
安心を感じられなければ
心を開くことができません。
セラピストの表情や声のトーン、
ちょっとした言葉づかいの積み重ねが
「ここなら自分を委ねても大丈夫」
という信頼につながっていきます。
安心感という土台があってはじめて
人は弱さを見せられ、
そこから回復や変化が始まります。
セラピーはまさに
その「安全・安心」を丁寧に育みながら
進んでいく営みだと言えるでしょう。
空港バスでの一場面は
安心はサービスの付属品ではなく
根管そのものだと
改めて感じさせてくれました。
セラピーでも日常の関わりでも
相手が安心できる環境を
いかにつくるか。
それが、信頼や変化の扉を開く
第一歩になるのだと思います。
そして私自身も
クライエントの方々が
「ここなら安心して委ねられる」
と感じられるような
安全で安心を感じられるような
セラピーを提供できるよう
これからも大切に
取り組んでいきたいと思います。
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