
【vol.2097】
こんにちは!
カウンセリングオフィス
プログレスのむかいゆかです。
昨日のブログで取り上げた本、
炎上商法に加担はしたくないので
その本が特定されるようなことは
したくないと思っていたのですが…
発達障害の当事者団体が
当該出版社に連絡をしたところ
「言論の自由を守るため
出版の差し止めはしない」
という返答があったようです。
⬇︎⬇︎⬇︎
炎上本に関し三笠書房に連絡を取りました。編集部担当者から「言論の自由を守るため出版の差し止めはしない」と言われました。しかし当会に差し止め訴訟やヘイト対策の依頼DMやコメントが複数寄せられたたため先方了承の上質問状を出しました。内容は協会HPに掲載しています。https://t.co/Fhvzar1Ovq pic.twitter.com/AOaD7H2kMz
— 発達障害当事者協会 (@jdda_ro_jp) April 17, 2025
出版社のそんな発言を受けて
私は思わずこう投稿しました。
⬇︎⬇︎⬇︎
あれを「言論の自由」だと言い張るのか、例の出版社…。
— 向裕加 | カウンセリングオフィスプログレス (@CounselingSPK) April 17, 2025
多くの方が同意の反応を
示してくださった一方で
一部からはこんな声も寄せられました。
「公共の福祉に反していないし
特定の人を攻撃してるわけではないのだから
出版する自由があって当然では?」
正直、その反応に
ビックリしてしまいました。
というのも
そこに「言論の自由」への
大きな誤解を感じたからです。
「言論の自由」とは本来
国家や権力に対して異議を唱えることを
可能にするための権利なんですよね。
つまりそれは
声の小さな人たちや弱い立場の人たちが
黙らされないための盾であり
そして
人間としての尊厳を守るための
大切な基盤。
だからこそ
「言論の自由」とは
何を言っても許される
免罪符ではなく
他者の尊厳を
守りながら使うべき
「責任のある自由」
だと思うんですよね。
私にとっての「言論の自由」とは
誰もが自分の声を持って
生きていけるための支えであり
それが今回の一件のように
誰かの尊厳を踏みにじるための
免罪符として使われてしまうとしたら
その自由は
本来の意味を失ってしまいます。
言葉を扱う仕事をしているひとりとして
自分の言葉がどんなふうに届いているのか?
それによって、誰かの声を奪ってはいないか?
私自身もまた
問いかけ続けていきたいと思った次第です。
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